出入り自由猫の危険度について（完全室内飼い猫も）

2022年6月22日(水) 304 / 0

２０２５年１月２６日　５：００　更新記

出入り自由猫は外慣れしていますので、
完全室内飼い猫より行動範囲が広く、
その分、危険度が増します。

過去に出入り自由の２０歳近い老猫が毎日自宅から
1キロ先の会社倉庫まで散歩していたことがありました。

【出入り自由猫は下記危険①～⑦を伴います。】
①交通事故の可能性
　外慣れしていますので行動範囲が広く、交通事故の危険大です。
　大ケガで動けない場合は、住民通報で警察または保健所に収容されます。
　迷子届けをしていない場合は殺処分されますので注意してください。
　⇒殺処分０を推進してる地域でも、大ケガや重病で動けない猫は
　　警察または保健所に収容されます。
　　迷子届けがないと殺処分です。
　　本当の意味の殺処分０ではないことに注意してください。
　⇒交通事故死の場合は時間内であれば市役所の収集業務課などで
　　遺体の収容（実際は下請け業者）をするようです。
　　市役所の時間外であれば、警察が遺体を収容するようです。
②近所に駐車している車（トラックなど）の荷台に乗ったまま、
　または車の底からボンネット内に隠れたまま、
　車が発車して遠方に運ばれてしまうことがあります。
　⇒特に子猫は成猫より超臆病ですので、
　　危険を回避するため、寒さをしのぐために
　　車のボンネット内に隠れることが多いです。
③猫虐待者の標的
　猫嫌いな方も大勢います。
　猫虐待者が外にいる猫を捕獲して誘拐遺棄することがあります。
　⇒２０２０年５月、秋田県の現職警察官による野良や
　　出入り自由飼い猫など複数の猫の誘拐遺棄事件が発生しました。
④猫好きの近所の猫ボランティアさんが、
　出入り自由にさせている飼い主さんに
　反感をもっており、猫を捕獲器で捕獲して
　保護猫カフェに譲渡してしまった事件がありました。
⑤動物愛護団体や猫ボランティアさんは日頃から
　TNR活動（野良の避妊／去勢手術）をしており、
　捕獲器で野良を捕獲しています。
　ですが、迷い猫の飼い猫や出入り自由猫が捕獲器に
　捕獲されることがあり、公的機関（警察や保健所など）に
　飼い主さんの迷子届けが出ていないと飼い主不明として
　里親に出してしまうことがあります。
⑥迷い猫と勘違いされ保護されてしまう。
　交通の激しい道路周辺で散歩してる出入り自由の猫を
　危ないので迷い猫と勘違いして保護する方が多いです。
　保護された方も必死で飼い主さんを探しています。
　保護された方は、警察や保健所に飼い主さんの迷子届けを
　問い合わせることが多いです。
　⇒誘拐と主張する飼い主さんが多いですが、今までの経験で
　　ほとんどないと思います。
　　お店の看板猫を子供が遊び相手で誘拐することはありますが。
　　高価なロシアンブルーやアメショが迷子でウロウロしていても
　　意外と知らんぷりの方が多いですので。
⑦出入り自由で外慣れしてるので、つい遠方まで散歩して迷子？
　過去に出入り自由の２０歳近い老猫が毎日１キロ先の会社倉庫に
　散歩して毎日帰ってきていました。
　毎日往復２キロの散歩です！
　ところが会社倉庫に居座り、帰えろうとしないので
　社員の方が警察に問い合わせしたら、
　飼い主さんから迷子届けが出ていたので無事解決したそうです。
　今回の件で飼い主さんは、飼い猫が毎日１キロ先まで
　散歩していたことを初めて知ったそうです。
　この件以来、完全室内飼いに改めたそうです。

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