まさかの3ヶ月連続の捨て猫ならぬ『置き猫』。
我が家のベランダ(1階)は生活道路に面しています。
窓際に設置したキャットタワーは、我が家の成猫3匹が、外を眺められるお気に入りの場所でした。

そのせいでしょうか?
まさかの『置き猫』。
車でやってきて、玄関前に置いて、あっという間に去っていく。
「この家なら、猫がたくさんいそうだから大丈夫だろう。」
そんな感覚なのでしょうか?
度重なる仕業に、ベランダの上半分開けていた窓にも、カーテンをぴっちりと閉めざるを得ませんでした。
置いていかれた子、今回やっと募集にこぎつけたキジシロ「愛(まな)」は、臆病で、威嚇を繰り返す様子から、安住の環境ではなかったように思われました。
一方で、ハードキャリーにマットとペットシーツを敷き、直射日光の当たらない塀の陰に置かれていたこと、
完全離乳していること、トイレが完璧に使えることから、きちんと育てられていたことも窺えました。

こんな小さな子を置いていくとは……。
どうしてこんなことになったのか。
小さな子どもに追いかけられたりしていたのだろうか……?
それは想像の域を出ませんが、いずれにせよ、この子には何の罪もない。
かといって先住のいる我が家では、一時保護はともかく、終生飼育は難しい。
何とか幸せになってほしい。
その一心で過ごした2ヶ月でした。
今では、抱っこするとゴロゴロと甘えるようになりました。
ご飯だよ!と呼ぶと自分の居場所に駆け上がり、フードをモリモリ食べて、お腹を出してグウグウ寝て、
6月に保護した兄弟とも、コロコロになって遊ぶようになりました。

今なら、里親様に迎えていただいても、きっと可愛がってもらえるようになる。
やっとそう思えるようになりました。
どうか良いご縁がありますように。