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「うーーーん…」
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「はっ(°Д°)にゃんか、暑い!」←気付くの遅い
「なでてー」
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よしよし
「かぷっ」
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痛っ。なでてって言ったくせにヒドイよ。
「ごめんにゃ、つい…」(ざーりざーり)←そのあとなめてくれた
平和的解決。
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…つかず、離れず。
ちゃあくんが居なくなってから1ヶ月が経ちました。
昔、母がガンで亡くなる時。
キューブラーロスの『死ぬ瞬間』という本を読んでいました。
◆第1段階:否認と隔離
予期しない衝撃的なニュースをきかされた時、現実に起こった時、
そのショックをまともに受けないために、まず否認がおこる。
◆第2段階:怒り
喪失(死)という現実を認めざるえなくなると、
次に怒りや恨みがこれに取って代わるようになる。
「なぜ自分が?」
医療ミスなんじゃないか、とか医師への不満なども。
◆第3段階:取引
次に人は神や仏に対して、失ったものをどうしたら取り戻せるか、
又は、延命できるか取引し始める。
◆第4段階:抑うつ
以上の段階を経て、それらが無駄であることを知り当事者はうつ状態に陥る。
現実を直視し、無力感が深刻となる。
それとともに「かけがえのないもの」との永遠の別れを覚悟するために、
他人から癒されることのない絶対的な悲しみを経験しなければならない。
◆第5段階:受容
自分自身の現実、現状を、静かに見つめることのできる受容の段階に入る。
最終的に「喪失」を静かに、そして穏やかに受け入れる段階。
…あの時は何を読んでもワケがわからず。
文字が本からパラパラと溢れ落ちていくような感覚でしたが。
その後、何度か家族であるねこたちを看取って。
少しずつ あぁこういうことだったのかとわかりはじめました。
自らの死ではなくて。
看取る側の気持ちはまた立場が違うので、そのプロセスは少し異なるとは思うのですが。
自分でも、自分の日記を振り返って読んでみて。
ちゃあくんの状態と居なくなってしまう時への覚悟をしようと もがいたのだなと思いました。
自分の気持ちと、
ちゃあくんにしてあげること してあげたいこと
できること
したいけれどしない方がいいだろうとやめたこと。
…そして変えることのできない現実。
このひと月の間にも毎日いろんなことが起きて。
悲しんで泣いてばかりいられないようなことも。
彼が居なくなってしまって。
彼の存在がなくなって。
日々のことに追われて。
忘れてしまう…
それはない。
彼のことが、
彼の色が ぬくもりが
薄れていく…
まだそれもない。
ぽっかり開いた心の穴は
そう簡単にはふさがらない。
のだけれど。
彼のことについて。
私が唯一救いに思っていることは。
仲の良かった むぅとやっと一緒になれたのではないかと思えること。
むぅもちゃあも もう寂しくはないだろう、と。
…いつかは。思い出にかわっていくのかもしれない。
それはまだもう少し先のことだと思う。
上で
◆第1段階:否認と隔離
予期しない衝撃的なニュースをきかされた時、現実に起こった時、
そのショックをまともに受けないために、まず否認がおこる。
というのがあったけれど。
先日、美容師さんの話を日記に書いたのだけれど。
私が「私ね、ガンになっちゃったみたいなの。帰りにウチに寄ってくれないかしら?」と母からの電話を受けたとき。
ちょうどその美容師さんに髪を切ってもらっているときで。
「ごめん、今ね美容院に来てて。終わったらまたかけ直すね」と能天気な返事をして。
美容師さんに「なんか。ウチの母、ガンで即入院なんだって」と話して
「え。それって大変なことなんじゃない?」と言われて。
「……そっか💦そうだよね」となったという。
この前も20年前のその時の話、したけど。
時間って。
経つんだね。
って。
笑って話せるようになるには。
時間がかかるねって。
でも頑張って生きていけば
こうやって笑ってまた会えるんだねって。
なんか。ちょっと。
そんな話。
…おしまい。
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