ある子猫ちゃん・・。

2022年7月15日(金) 381 / 7

つい先日、SNSで都内の住宅街の道端で、虫にたかられて横たわっている子猫ちゃんを
保護したかたの発信をよみました。
瀕死の状態で、虫にたくさんたかれてて、病院に連れて行っても
「もたない」と言われたのだけど、可能な限りの手を尽くすことを保護主さんは選ばれて。
一時は回復の兆しがみられたものの、数日後、虹の橋を渡ってしまいました。

都内の住宅街の道端だと、そこまで弱るまで多くの人の目に止まったはず。

でも、人の世界では
「関わるなら飼うか、里親を探すか」しか許されないのが常識。
１の手助けはできても、100は無理な人が多いですよね。
それなら0か100しかない。

都心部では賃貸や集合住宅の人が多く、100の責任を負うことが可能な人は少ないです。

私が小学生のころ。
最寄駅の階段を降りたところのベンチに、子猫が箱に入れられて捨てられてました。
12月の真冬です。
帰宅ラッシュで1時間で何千人も降りるような場所で、必死に鳴いていても誰も近寄ろうとしませんでした。
その頃、うちも賃貸です。
飼えないです。
ましてはその時は自分は小学生。自分自身の責任さえとれない年齢です。
その周辺の商店街の人の話では、朝から捨てられていたとか。
それでも誰も近寄らないのです。

周辺一帯は大型マンションで囲まれているような地域です。
飼える人いないですよね。

近くでじっと見ていたら、横にいた知らない人に
「ご飯をあげるなら飼うしか無いけど大丈夫なの？出来ないなら触らない方がいい」
と指摘された。
そう言われて何も出来ず・・・。

持っていたハンカチとティッシュをかけて、せめて寒く無いようにと思い立ち去ったけど
眠れず。
翌日、早朝に見に行ったら、そのまま冷たくなっていた。

100ができる人はいなくても、1ができる人は多いと思う。
もし、餌を与えていたら？
少しの間生き延びて、誰かに拾われる機会に恵まれることができたかもしれない。

そう思っても、結局、それから何十年経過しても
人の世界の常識はそれが当たり前で。
手を出したらダメな理由はわかっていても、本当に0か100しかないのかな？と今でも思う。

今回、道端で倒れていた子猫ちゃんもそういう状況でここまで弱って、
最後に見つけてくれた人が受け入れてくれる人だったけど手遅れで。

やるせないね(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

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