玉の丞、虹の橋へ…。

2022年8月6日(土) 615 / 8

　チビーズを新しいおうちへ送り出してほっとしたのも束の間…。

玉の丞が虹の橋へ旅立っていきました。

　4日夕方デイサービスから帰った母から電話があり
「玉の様子がおかしい、吐いて動かない」と。

急いで帰ってみると
すでに下肢は麻痺、体中糞尿嘔吐まみれで横たわっていました。

夕方だったので開いている病院も少なく、セカンドで通っている病院へ。

先生の診断は
肥大型心筋症、動脈血栓塞栓症…。

三肢が麻痺し、体温も低い状態。
できうる処置はすべてしていただきましたがなかなかに厳しい状況。

入院をお願いしたけど
明日は休診日なので誰もいなくなる、最悪誰にも看取られず亡くなる可能性もある。

と言われこの日は連れて帰りました。

翌日メインの病院に朝一で駆け込み、すぐ酸素室に入れてもらいましたが
ここでも、予断を許さない非常に危険な状態と言われました。
酸素室でも呼吸は浅く速く、体温も計測不可能な状態。

選択肢は三つ。
1.このまま酸素室に入って鎮静剤を打ちながら治療を続ける。
2.家に連れて帰って看取る。
3.安楽死

すでに三肢が麻痺し、紫色に硬直している姿を見ると
治療をしても難しい状態であることは一目でわかります。

家に連れて帰って、苦しんでいる玉を看ることは耐えられない。

主人と相談して、安楽死をお願いする事にしました…。
この決断には賛否両論あると思いますが、どの選択肢を選んでも後悔すると思うなら
玉が一番穏やかに旅立てる方法にしようと…。

夕方主人が仕事が終わって病院に着くまで、玉は酸素室で頑張ってくれていました。
主人が到着し二人で撫でてやると、ニャンと鳴いてくれました。

抱っこして薬を入れますか？と聞かれたので
看護師さんに連れてきてもらいました。

玉は赤ちゃんのように澄んだ瞳で
本当に可愛らしく、今まで見た中で一番可愛い顔でした。

薬を入れてもらうと、穏やかに眠るように呼吸が止まっていきました。

「玉、お疲れ様。よく頑張ったね。ありがとう」

　玉は9年前、「うちには白い猫がいないねー」と主人と話していた3日後くらいに、突然庭に現れた仔です。
うちの仔になる？って聞くと、「にゃー」と大きな声でお返事した姿を今でも思い出します。

4年前に亡くなった父もとても可愛がってくれていました。
今月は盆の月、父が迎えに来たのかもしれません。

明日お空に旅立ちます。

虹の橋の先輩と仲良くしてね。

40 ぺったん