元気に鳴いてるけどびしょ濡れ。
とにかくあたためて病院に行って!と伝えて
私も急いで向かう。
体重98g。
どう見ても生まれたてなのに
目が開いているから生後1週間〜2週間って言われる。
ミルクは少ししか飲めませんでした、と。
姉宅は私に面倒見てもらうつもりのようだったけど
1週間後にはフルタイムで働くことが決まっていて。
乳飲み子はお世話できなくなってしまうので
今週いっぱいの約束で連れ帰る。
おしっこは出るけどミルクが飲めない。
夜間診療してる病院へ。
カテーテルミルクのやり方を習ったけど
心配だったので病院で2泊あずかってもらう。

保護三日目の夜、退院。
育つ可能性は五分五分と。

シリンジや哺乳瓶からはやっぱり飲めない。
口からカテーテルを入れるのは難しい、怖い。
私達も慣れなくて
ウェッってさせて体力奪ってしまいそう。
四日目の朝、下痢が始まる。
助かる見込みがなければうちで看取りたい。
けど生きる可能性があるならプロに任せて
その可能性を少しでも上げたい。
生命力を信じて入院を選んだけど…。
下痢が始まってしまったことは
虹の橋に向かう合図でした。
五日目の夕方。
お空に旅立ったという連絡が。
亡くなる覚悟はしてたけど。
たった5日間、うちにいたのは24時間もなかった。
それなのにお別れはこんなに悲しい。
湯たんぽにつかまってグルグルグルグル。
ミルクの後に抱っこしてもグルグルグルグル。
大きくなったら、すっごく人懐っこい
可愛い可愛い猫さんになったんじゃないかな。
ハチワレの顔だけど、体は黒〜濃茶でキジ柄?
右耳には白のフチドリがあって珍しかった。
どんな毛色になるのか楽しみにしてた。

大きくなった姿が見たかったな。
もっと早くカテーテルミルクをしてあげてたら。
ずっと病院に任せていれば。
もっとたくさん抱っこしてあげればよかった。
なにより一度、私が液体ミルクに
少し粉ミルクを混ぜたから
お腹に負担かけたんじゃないかと
今、とっても後悔しています。
ごめんね、ごめんね。
山のような後悔をしながら。
だけど、一度たりとも自分から
ミルクを飲もうとしなかったこの子は、
生きられても体が弱かったりして
きつい思いをしたのかもしれないと。
そんな猫生は送りたくないんだよって
言ってたのかもしれないなって。
ごめんね、人間の都合のいい解釈だけど
そんなふうに思うことにしました。
今日、姉一家と一緒にお空に送りに行ってきます。
名前は福ちゃん。
夫が考えて、私もぴったりだと思った
素敵な名前です。
来てくれてありがとうね。
大好きだよ。
今は元気になると信じて買ったキャリーで
ぐっすり寝ています。

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