あれは、夫が入院した日でした。
うっかり、私が鍵をかけ忘れた窓から、cwoは、夜の散歩も出掛けました。
今年から、家の中だけで過ごしているニャンズは、隙あらば、外に出たいと虎視眈々としています。
ボンは、もっぱら昼間、人が玄関から出るのを狙っています。
最近は成功しないので、あきらめムードです。
僕は、寝ている方が良いかな～。
さて、豆な猫娘は、家族が寝静まると、家中の戸締りチェクです。
引き戸は、開けられるので、次女の部屋から、網戸を破って、出た事もありました。
その日は、家族も疲れて注意が散漫でした。
気が付くと、夕方から、姿が見えませんでした。
この子は、何処にでも、入りこんでしまうので気にしなかったのですが…。
ご飯の時は、１番乗りの猫娘が居ないのは、尋常ではありません。
探し疲れて、寝支度をして、ボンはいつもの私の枕元に…。
「大好きなお父さんがいなくて寂しいね。 おバカ娘もまだ帰らないね。」
コトン……。小さな物音にボンが反応をしました。
そーうと、枕元のサッシを開けると、黄色い目と青い目が…、
バチバチ！！です。
暫らく待っていると、やっと入って来ました。
鍵を掛けて、真っ暗にして、私はぐっすりです。
ボンは、急にハッスルして遊び始めました。
そのうるさい事、騒々しい事……。
……CWOは、なぜか、ボンに怒られていません。
私は、それでも目覚めず……朝まで……。
爽快な朝、気分良く目覚めた私は、娘達と掃除を……。
布団を上げていて、ふと見ると、布団の隙間に……、
何やら、小さな物が……、５００円玉よりは少し大きいかな？
小さな灰色の毛の塊が……。 どうも「アレ」のようです。
もう是だけは、苦手で！！ 夫はいないし！
「ひゃーひゃー」って、パニクッていたら…。
娘達が、ビニール手袋にティッシュ、買い物袋、消毒のウェットティッシュ、
消毒の液体を手に手に持ってきて、片付けてくれました。
その日は、カバーを洗濯したり、部屋中を消毒して、万遍無く掃除を致しました。
勿論、２匹の猫も、消毒液の猫用ウェットティッシュで、ゴシゴシ拭かれました。
どうも、CWOは、CHIROにお土産を持参したようです。
ボンは遊びに遊んで、大好きな物は、お母さんに……。
贈り物をしてくれたのね。
どう？お母さん気に入った？
最近また、新しい出口を見つけて、5時間程のお庭小旅行をした猫娘は、
夜中に帰って来ました。玄関には、死んだネズ○が…。
生きていないと、ボンは喜ばないので、家に持ち帰らなかったようです。
この日は、夫が居たので、もう見る事もなかったのですが…。
猫のお土産と贈り物は、困りますね～～。
以来、猫娘は、脱走出来ずにいます。
この夏は、ほとんど家ばかりでしたので、外に出たいのでしょうね。
ボンの好意は、お気持ちだけで…十分ですよ。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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