猫を保護するということ

2022年12月2日(金) 656 / 12

里親さんがとあるところで前足が１本欠損してて
猫風邪で目がぐしゅぐしゅの子を見つけて。
保護してあげたいんです、そのあとはうちで見ますからと少し前に連絡してきました。

決して若くない方で、３年前に譲渡した猫も当時推定４歳くらいの三毛猫。
子猫の譲渡を希望されたら、断っていた案件だった
と言えば大体の年齢層がお分かりかと思います。

捕獲器と大きめ折り畳みケージを渡して捕獲方法をレクチャー。
一度はケージに入ったのだけど、失敗。
その後もせっせとその場所に通って餌付け中

今日やっと、その近所の方に話を聞くことができたと電話があり。

あの子はここらでもう１２年くらいみんなで世話してる子。
交通事故で足を怪我して手術したから、前足が１本ない。
あの子がいなくなったらここらの人みんな悲しむ。
だからほっといてくれ、と言われた。

「私がしようとしてることは間違ってるのでしょうか？」

その話が本当ならば。
１２年も外にいて、怪我をしても誰も家に入れようとしなかったわけで。
事故に遭って手術しても、それでも誰も家に入れなかったわけで。
今現在明らかに目がぐしゅぐしゅ。
しかも１２歳と分かってる子。

みんな悲しむ、それ本当でしょうか？
あの子がいなくなっても、こないね、それだけでは？
誰も本気で探さないだろうし、警察やセンターにも届けはしない。
亡くなったのかな、そうかもね
それだけでしょ？

地域猫とは悲しいけどそういう存在。
存在は把握していても、亡くなる時は誰も看取れない。
体調が悪くなってうずくまっていても、誰にも見つけてもらえない。
そして寒いところで独りぼっちで亡くなっていく。

だから。
保護することに遠慮も躊躇もいらない。
目が治ったらまた戻します、そういってさっと連れて帰ったらよろし。
その話が本当ならば、この先長くないであろう猫生を
外に出れないというストレスはあるだろうけれど
温かい雨風の来ない場所で安心してぬくぬくと過ごさせてあげたいです。
お腹いっぱい食べてヘソ天してる姿が見たいです。

「でも一人でやろうとすると、周囲の目が・・・」
私が手伝いに行きますし、地域の人にも話をします。
嘘も方便、誰のためにやろうとしているのかを考えましょうね。
地域の人たちのためにやってるんじゃないんですよ
とにかく、餌付けだけはしっかりしといてくださいね、と。

「でもほっといてくれって言われて・・心が折れそうです」
はい、遠慮せずほっときましょうね、そんなおバカなこという人たちはｗｗ
あの人たちが本当に猫を可愛がってるなら、喜んで手伝ってくれるはずですよ。

「そうですね、そうですよね、はい・・頑張ります」

地域猫と言えばそうかも。
だけど、地域猫やＴＮＲは保護する人がいないから苦肉の策でそうしているだけ。
保護する人がいるなら誰も好き好んでリリースなんてしない。
せっかく手を挙げてくれた人がいるんだもの。
このチャンスを何としてもあの子に繋げてあげたい。

まだ会ったことも見たこともない猫だけど、あの子は絶対保護する。

寒い季節に外にいさせろなんていうヤツの言うことなんて
絶対聞いてやらないからな！！！

ということがありました。

頑張ります。

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