毎年夏にはゴキちゃんが何回かやってきた。視界に入ると一瞬固まり頭の中ではどうやって追い詰めようか模索する。何かで叩くとグチャッとなってしまうので、この頃は長いものにガムテープをうまい具合に巻きゴキちゃんを離れたところからくっつける方式をとっていた。戦いの間はものすごい集中力が必要で全てのやらなければいけないことが中断される。ホイホイも設置していたが本当に困ったものだ。
ある夏の朝チョロがめずらしく「ごは〜ん!早く早く〜!」と騒がなかった。キッチンに行くとチョロはリラックススタイルでこちらを見ている。私とチョロの間には…ゴキちゃんがヒクヒクしていた。足がむしられ歯型もついていたがヒクヒクしていた。チョロが「どや!」と言っているようにみえた。ちっちゃな猫だけど重要な使命を果たしてくれた。
それから2〜3回チョロの「どや!」はあったが、私が活発なゴキちゃんを見ることはなかった。
ゴキちゃんやネズミなどの害虫駆除が大好きな猫たちを迷惑だという、、もったいない話だ。

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