同僚のGさんが実家へ帰るので退職。Gさんもまた猫派だった。
昼休みのいつもの猫談話で、Gさんの実家で子猫が産まれ父上が山に捨てると聞いた。実家近くのゴミ収集場にはクマさんがでるとも。私とSさんは妙な責任感と使命感が湧き、貰いに行くことになった。
5月 Sさん運転で猫派のYさんと3人で山形に向かった。インター付近で父上とGさんと待ち合わせた。昼ごはんにご当地名物?!「くま汁」を御馳走になった。こってりしてて臭みもなく美味しかった。
子猫が3匹こたつの周りでじゃれあって、私達とも遊んでくれた。男の子1匹・女の子2匹
そのうちお父さん猫とお母さん猫が狩りを終えて帰宅した。両親は山猫?と思うくらいBigSizeで筋肉リュウリュウだったが、私達に敵意はなくすぐさま子猫の元へ。子猫たちはお母さん猫が捕ったネズミをポリポリ無心で食べた。その後3匹そろって母乳を飲んだ。ネズミを食べる姿、母乳を飲む姿、初めて見た。人の子育てと同じ、「愛」を感じる。私達はこれからこの子をさらうのよ…と罪悪感も。
授乳が終わると親猫たちは窓からさっそうとまた出掛けていった。
Sさんは女の子を選んだ。私はチョロが女の子だから男の子かなぁと思っていたが、左手の肉球だけピンクの女の子にした。この子はGさんの父上もお気に入りだったらしく、Gさんがしきりに「いいの?」と父上に確認し父上は目を伏せ「いいんだ…」と小さな声で言った。やりとりに気付いたので心のなかで「大切にします」と言った。
お腹いっぱいの子猫2匹は一緒の箱の中で車中ずっと眠っていた。大宮からは電車、小さなバックに移した。姉妹の臭い・暖かみがなくなり不安になったのかピンクの肉球の子はホームで鳴き始めた。ねこ先輩のYさんがなでなでしたら少し落ち着いた感じで無事に帰宅できた。
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