大変恐縮ですが、苦手と思われる方はお戻りくださいますようお願いします。
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ご覧くださいましてありがとうございます。
ネコジルシに登録してから、あっという間に1年が過ぎておりました。
助けられなかった〝あの子〟の事を思い出します。
〝あの子〟を見失って丁度1年後、我が家でモンシロチョウが羽化しました。
昨年の暮れに、キャベツから這い出て来たアオムシが蛹になり、タイミングの悪い時期に羽化したのです。
「タイミングの悪い時期に羽化」は、前にも一度、経験しました。
室温が上がってしまったのが原因のようでした。
同じ失敗を繰り返すまいと、温度に気を付けていたはずなのに…。
今回の子は、羽化したものの、きちんと翅が開きませんでした。
翅が開ききる前に乾燥してしまう子が、稀にいるようです。
――翅を切って蜜を吸わせておけば生かしておくことは出来る――
そういう情報を目にしましたが、翅を切る事はできませんでした。
飛びたそうに翅をパタパタさせている。
菜花の蜜を必死に吸っている。
なんとか飛べるようにしてやりたいけど、なす術がありませんでした。
女の子だから長生きです。
一緒にいる日数を重ねるにつれ、愛着が沸いてしまうし、卵を産ませてやりたいなんて思ったりします。
農家さんからしたらとんでもない話でしょうけど…。
この時期、蝶々はどこにも飛んでいません。
私の許で、17日間生きてくれました。
この子、幸せだったかしら。
何がこの子の幸せか、正解なんて無かったとは思うけど…。
蜜を吸い終わった後は、いつも飛ぼうとしていました。
前の子は男の子でした。
良く晴れた日に、花が咲いている公園で放ちました。
いつまでも私の指から離れず、振り払うようにしてしまい、〝捨て蝶々〟をしたような複雑な気持ちになりました。
自由に飛んでいく姿は美しく、誰かが「あっ、蝶々!」と言ってカメラを向けました。
しまった…。写真を撮ってなかった。
今回は少しだけ写真を撮りました。




太陽の光を浴びたこの子の翅は、薄紫色に輝きます。
写真では再現できないのが残念。
私の後ろから、娘たちが「チョウチョ? 何ソレ、オイシイの?」と狙うので、いつもヒヤヒヤしていました。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
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