そこから府道にある植え込みが見える。
さまざまな花が咲いたり枯れ木のままだっり。
何年か前からそこにおばさんが座り込む様になった。
何時間も何時間も座ってる。
初夏などは熱中症にならないかと心配で
声をかけるようにしてた。
おばさんは草をひき。種を植える。
秋には満開にオレンジ色の小さな花が咲く。
けれど、その場所には立て看板があった。
「ここで花を植えている方へ」から始まって
連絡を欲しいって旨だった。
過去にもなんかあったもよう。
今年もおばさんは来た。
けれども何故か座り込む場所を変えた。
大型ダンプが行きかう外側にしゃがみ込んでいた。
バランスを崩すと大事故になる。
上長からあの立て看板の連絡先に連絡する様に言われた。
すぐ市の職員がやってきた。

職員によると、おばさんは種の収穫に来てたらしい。この種を集めてまたどこかで植えたい。
と言ったみたい。
けど職員にうながされて帰って行った。
次の日、たくさんの職員がやってきた。

私は駆け寄った。何してるんですか?って。
「あぁ、ここの花壇セメントで埋めます」って。
通報があった場所で事故起きたらヤバいからなんだろうか。
おばさんの花壇は掘り返えされ始めた。
「あの、種取っていいですか」
「邪魔にならないようにしますから」
私はハサミで茎を切って段ボールに詰めた。
それを見た市の職員が園芸ハサミを貸してくれた。
会社の倉庫に置いた。

種取ってもおばさんに渡すてだてなんてないけど
渡せたらいーなと思った。
たった1日でおばさんの花壇はセメントで埋められた。
誰が悪くて誰が悪くなくてどうなのか
わからないけどとても哀しい気持ちになった。
種渡せたらいいなぁ。
こむたん療法食で痩せて7.7キロ
段ボールハウス破壊しての爆睡😋
ちょっぴり健康になりました❤️

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