冬の間は暗くなるのも早いし、寒くて風邪をひかせてしまうからと車で行っていましたが
4月からは自転車での往復を再開しています。
…この前の桜は車では通れない風景。
片道3キロくらいかな。
交通量の少ない、畑とかがある裏道を通っていくから強風の日はNGです。←またものもらいできちゃう💦
同じスクール、同じ時間帯なのだけど。
ふたりはそれぞれ違う曜日に通わせています。
私は面倒だし、
送迎のスクールバスがある近くのスイミングのほうが楽なのだけど。
今の所がいいって楽しく通っているし、
往復の2人きりの時間に
それぞれの学校の話だったり、様子をみたりできるから
それも大事かなと思って…。
ちぃ兄はいろんな話をしてくれるけど
風情のないオトコ。
「あ、藤の花~。花札にも出てくるよね?」と言ってもスルー。
「○○くんがね」「○○のときね」が多い(笑)
おぉ兄は学校のことはほとんど話さない。
学校の情報はちぃ兄がほぼ教えてくれる(スパイか!)。
でも花が咲いていれば写真を撮る時間を私に与えてくれるし、待っていてくれる。
2人とも違う優しさ。かな。
ちぃ兄とのスイミングの行き帰りに見た八重桜が満開だったけど、もちろん見せてなんかくれないから
おぉ兄との時の帰り道にしようって思っていた帰り道。
あるお宅の前を通りすぎたら、「!!!!」
不思議なものが目に入った…気がしました。
「ね。ね。ちょっと待って!ねこちゃんがいたかも」
お店やホームセンターなどでよくお花などの苗が入れられているコンテナにスッポリ、
猫が『植わって』いるように見えたから。
「またごみ袋と見間違えてるんじゃないの?(笑)」とUターンしてきたおぉ兄がニマニマ。
お宅の庭の中(農家さんの広~いお宅)のビニルハウスの前の黒いコンテナに。
茶白のねこちゃんが!
「ほらほら!ねこちゃんいるーーー」
と覗き込んだら。
そのお宅のご夫婦が近くにいらして
「あ、すみません💦ねこちゃんがいるのが見えたので💦💦」
「ねこ、好きなのー?」
ほれ、おいでおいでと猫と一緒に近くに来たら
他にも2匹、ついてきて(!)
「猫、捨てていくんだよー。こっちも置いてかれたコ、あっちも一緒に置いてかれたコ」
好きなら連れていくかい?な雰囲気の言い方だったので
ウチは3びきいるんです、と言ったら
「ウチは9匹。餌代もかかるんだよなー」って。
お母さんが玄関に向かうと、1匹がお母さんの後をシッポを立てて走ってついていきました。
「1匹はケンカか何かで足ケガして帰ってきて、足をひきずってしか歩けなくなったから家の中にいるよ。俺にしかなついてないんだ」とお父さん。
「この子は人が大好きなんだ。抱っこしてみな」とおぉ兄に。
「え、初めてなのに抱っこ大丈夫?怖くない?」
そこは猫ホイホイのおぉ兄。
『はじめまして』のあいさつから、ナデナデ、からの抱っこ。
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「怖がらないね」
「この子は6ヶ月くらいかな」
「人懐こくてさ、この前役所に行ったら
軽トラに一緒に乗ってきちゃってさ」
あら、かわいい。みんな憧れちゃいますよ。
「違うよ、荷台に勝手に乗ってついてきたんだよ」
えー💦事故にあったり迷子になったりしなくてよかったー💦💦
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あんまり差し出がましいことを言ってもと思ったけど。
オチリの白玉が気になったので。
6ヶ月だったら手術しないと増えちゃったりして大変ですよと話したら、
「この前1ぴき、麻酔の量を間違えたんだか何だかでダメになっちゃったんだ」と。
その子のことは残念だったけど、ちゃんと避妊去勢のことは考えてくれてるんだとホッとしたけど、
さすがに何ひきもというのは費用的にも負担だろうなと思ったので。
近くにあり、TNR専門の病院に相談してみたらどうかなーって教えました。
…だって。捨てられたコをお世話しているのだから。
野良猫、ではないけれど。
対応してもらえる、かもしれないから。
「麻酔でダメになっちゃったり。高いところだと四万円とかなー」
「そこなら手術もなれているし、傷口も小さいから。相談してみるだけ聞いてみてください。お値段も安いし、たぶん上手なはずだから」
「この子たちはどこで暮らしているの?」
「あの倉庫」←そこらの建て売り一戸建てより広い敷地の平屋建て
「やだー。ウチより広い平屋じゃなぁい(笑)」
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「ほんとは『犬』だったんだよ。でもね、この前、4/8に死んじゃったばっかりなんだよ…」とお父さん。
本当は『完全室内飼育』のちゃんとした飼い主さんの方が『良い』とされるのかもしれないけど。
お隣のお宅とは畑を挟んでの距離の、いわゆる住宅地ではなくて。
道も裏道ではあるけれど、車道はその先行き止まりのおそらく私道。
(彼らは『いい場所』に『捨てられた』のかもしれない。遺棄は犯罪だけど!)
彼らにとってはこれが『幸せな暮らし』なのかなぁと思いました。
(今は、かもしれないけど)
そんな話をしている間ずっと、
茶白の『くるり』(本名はわからない。シッポがくるりんと曲がっているから)はおぉ兄に抱かれて気持ち良さそうにしていて。
帰ろうと下に置いたら
「え、もっと遊んでくれないの?帰っちゃうのぉ?」という顔で後を追ってくるので。
お父さんが「ばいばいだよ」と立派な門の塀の上にひょいと乗せました。
「毎週通っているので、またねこちゃんたち見せてくださいね~」とあいさつをして、自転車に乗りました。
「あのねこちゃん、かわいかったー。あのまま抱っこして連れて帰っちゃいそうだったよ」
「変な人とかいたら、危ないよね。人通りがあんまりないところだから大丈夫だとは思うけど」
「あのコさ、今日畑で遊んでたよね」
「なんで?」
「鼻の穴に土がくっついて、北島三郎だった」
「あはは!」
「なんであんなに人懐こいコと、シェルターのコみたいに威嚇するコがいるんだろう」
「あのコたちは赤ちゃんの頃にあの近くに捨てられて、あのオウチで大きくなったから。
小さい頃から人間といることに慣れているし、人間に意地悪されたりや怖い経験をさせられたりしたことがないからかも。
あとは気質の問題かもねー」
なんて話ながら帰ってきたけど。
…すっかり夕方遅くなってしまった。
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畑の端っこにある、なんてことない桜の木。
ここに桜の木があるなんて、咲くまでしらなかったよ。
今年の桜のお花見はこれで終わりかな~
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来年はおぉ兄の卒業と入学かぁ。
どこの桜と一緒に写真撮れる場所で、制服姿撮りたいな~。
桜の時期も、だけど。
どんなことになるやら…
不安しかない💧
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