しばらく、日記をサボっていましたが、記録を付けておいた方がいいよな~と思いました。
これから、時間があるときに過去の分も書いてアップしていきます。
<手術直後のライア君>

2020年 12月
この年は、夏にナイルちゃんの白内障手術が終わり、ホッとしていた頃だった。
ライア君が11月30日になると、ご飯をあまり食べずに嘔吐した。当初は、
「また毛玉が溜まったかな~。」
病院へ行って皮下輸液してもらい、嘔吐止めをしてもらった。
先生は、レントゲンや触診をしながら「異物を食べた可能性はない?」
私「この子は食べないので。」
先生「これで出ないと、バリウム検査かな・・」
私「2~3日様子を見てみます。」
次の日の朝、食べない。でもウンPはしていたので、
「薬が効いて、毛玉が排出されれば元気になるだろう。」
と仕事に行った。
帰ってくると、トイレの形跡はなくご飯を食べない。
「今晩あたりに、腸が動くかな~。」
次の日の朝になってもご飯を食べない。気になるが仕事を休むわけにもいかず、とりあえず出かける。
気になってしょうがないので、就業2時間前に早退。
帰ってくると、部屋の隙間の薄暗いところで石みたいに蹲っているライア君を発見。
「これは、拙いやつだ!!」
と直ぐに病院へ走りこんだ。
先生「異物を食べたってことは?」
私「(これだけ言うのだから、腸に異変があるんだろうな・・・)・・食べる子じゃないんです。」
顔を見合わせる。
先生「・・開腹してみたいんですが。」
私「お願いします。」
ライア君は肥大性心筋症で麻酔リスクがある子だが、今は四の五の言っている場合ではない。
診療時間は終了していたのだが、スタッフさんと直ぐに緊急手術に入って下さった。
待合室で祈るしかない私。無力だ・・・
2時間ほどして
先生「大丈夫ですよ、手術は成功です。」
「腸重積でした。」
私「腸重積???(毛球症じゃなかったのか・・)」
先生は医学書や切除した小腸を見せて下さりながら説明してくれた。
先生「腸重積というのは、腸管の一部が腸管に吸い込まれ重なる状態です。ライア君の場合、重なっている腸の内側部分が壊死していました。」
ということは、もう少しで腸に穴が開いて腹膜炎になる寸前だったってことだよな。危機一髪だったんだ!
先生「腸重積って、猫では珍しいんですよ。しかも重なっているところが硬くて硬くて、引っ張り出すのが大変でした。体の中でどうやってここまで入れ込んだのか不思議です。」
ライア君の腸管はバキュームカー並みだったってことだよな・・・

入院中、お見舞いに行くとチューブに繋がれた状態で怒りまくっていたけどね(苦笑)
先生「(腸重積中は)動かなかったということは、よっぽど痛かったんででしょうね。」
私「(ライア君に)痛みを取って命を救ってくれたのは先生達なんだよ。怒るなんて以ての外って分かってる?」
1週間足らず入院して、退院してからしばらく流動食で過ごし、4週間後には復活しました。
以来、ライア君は食欲不振になる度に、
先生「バリウム検査をしましょうか?」
私「お願いします。」
が定例となりました。
ナイルちゃんといい、ライア君といい、どうして家の子は「猫にしては珍しい病気」にかかるんだろう・・・
<現在のライア君 わたしとお散歩中>

最近のコメント