カリカリ、缶、パウチは（産業食）おやつという父親（獣医）

2023年8月17日(木) 2023-08-17T12:50:52+09:00 651 / 0

亡父親が獣医を開院したのが、1970年の頃と聞いている。（戦後まだ30年の貧しい時代）
当時ちょうど1960年に日本初の国産ドックフード「ビタワン」が発売されお米屋さんで
購入していたと聞いています。

当時の犬猫の平均寿命は犬3歳、猫2,6歳ぐらいと記録が有る。今と比べるとはるかに長生きに
なったと言えます。これもインフラ環境と食事と動物と共に生きたいという精神の現れの効。

父が過ごした時代は短命の動物が少しずつ寿命が延びていく最中、色んな景色を見たであろう…

よく言ってた事は1960代の「ドッグフードな、封切ると直ぐに脂肪分が腐敗し、緑のカビが生えるんや…」
今のはな「封切ってもカビなんぞはえんわな…」

この言葉の意味を深く追求すると犬達の現代病（歯周病、アレルギー　心臓病　ガン　糖尿病）の
の変化が見えてくる。栄養失調、感染症から　次は文明病へと移行した。（人間と同じ生活習慣病）

終戦後、肉が配給制になったアメリカでは（日本も同じく貧しい）犬に肉を与えるなんてとんでもない
と風潮になり、その他の混ぜ物を増やしてドライにしたドッグフードに人気を仕掛けました。（企て）
その結果、保存が効いて、少しでも人が楽が出来るドックフードの需要は伸びて今に来ています。

また、
犬は人間より多くのたんぱく質を必要とします。それだけでなく微量元素の栄養素も異なります。
残飯（みそ汁ぶっかけ）では犬の栄養要求量を満たす事が出来ず栄養上の問題が起きていました。

高度経済成長後、共稼ぎ世帯が増えて犬の調理ご飯を作る時間が短縮せざるを得ない状況になり
ドックフードに切り替える選択肢を選びました。（時代がそうさせたかなぁ～？）


父から見て　犬猫は　どこまで行っても　「野生の子」と　見てました。
だから　「おやつ」だったんです。

生物が新たな食物に適合するには　10万年近くかかるそうです。（父の言葉）
こんなに早く産業食が普及したのは、大戦後だからです。（仕方ないんです）

父はカビの生えた昔のドックフードがなくなってからいつも言ってた事は

「科学的プロセスを経て加工されたもので本来の成分が変化してあり、栄養価が変形された」

そんな様な事言ってました。人間も同じです。パンの青カビ実験の夏の研究なんてもうない。
その訳は　添加物です。

「私達人間が食べる食品添加物とドックフードに含まれる添加物には基準と制限が明らかに違います」

どっちがてんこ盛りだか？わかりますか？どっちが沢山隠して表記しているか？人間用か？動物用か？
しゃあぁこの口からは言いたくないです。勉強して下されば幸いです。
「エトキシン、　BHA 、 BHT 、 プロピル」　等　等
「4Dミート」も検索してみて下さい。

ただ　ドックフードの品質の為に必要な添加物も有りますが、長期食べるご飯ですからねぇ…。

どんな動物のどんな部位をどんな状態で食べるのか？調べて見て下さい。

亡き父が言いたかった事は　産業食の過渡期を見て　診て　感じた事
　　　　　　　　　　　　　産業食の安定期を見て　診て　感じた事
「過渡期」➡「安定期」➡「転換期」の　繰り返しのサイクル。

そこから次の　「転換期」に気付く時が今だ。　と　……　今ね。今。

因みにキャットフードが開発されたのが　1970年日本初　「ミミ--」
まだ　53年しか経ってないんです。今　安定期から　ボチボチ　転換期を意識している
獣医さんもちらほらいらっしゃるかなぁ～と思います。（たった53年の臨床で猫の遺伝子まで
変わるんだろか……（？疑問）

うちの子　生後二か月から生肉美味しく食べてます。　父と同じ行動をしています。
至って健康体で、今のところ異常なしです。有難いです。
産業食は　やっぱり　おやつ感覚で　食べてます。（血は血です　(笑)）

仮に100ｇのドライフードを野生の猫と同じ75％にしようとすると250mlの水が必要となります。
猫が250ミリの水を自らすすんで飲む事は決してないです。
うち子も水よく飲める子だけど　そんなには無理かな？

新盆で父を偲んで書きました。
喜んでくれていると思います。

※また何かの迷いや、きっかけや、気づきの一つにでも成れば幸いです。


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