
朝ご飯を食べた後、抱っこして口を開けさせる。
「ふにゅん・・」
と少し抵抗したが、すぐに口に薬を放り込めた。
口を閉じさせ喉を撫でる。
「えらいね~、今日も薬が飲めたね。賢い賢い。」

舌で口元を舐めたのを見て、口元から手を放したとたん、
「ペッ!」
薬が私の眼をめがけて飛んできた。
とっさに目を閉じてしまったので、薬がどこに飛んで行ったか分からない。
「どこに落ちたんだろう?」
あたりを探してもない。
「服に付いたのかな。」
立ち上がって振っても出てこない。
1錠100円もする薬だぞ!
もったいなくてしばらく探し回ったが出てこなかった。
しかたない、新しい薬を出してきたよ。
今度はちゃんと飲み込めるよう、慎重に喉の奥当たりの真ん中になるように落とした。
喉が動くの確かめてからゆっくり手を放す。
「ふにゃ~!」
そんなに怒らないでよ~。
命を延ばす大事な薬なんだから。

その後も、薬を飲んだふりして隅っこで吐き出し、私が拾ってまた飲ますということがあった。
ナイルちゃんがどんなに嫌がっても、これは譲れないからね。
諦めてゴックンするんだよ~
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