事の起こりは、2日前の夕方、疲れてうとうとしていたら急に風花がヴ〜っと唸った。
ん?よその子来た?と思って外を見てもいない。窓際もさくらもキョトン。
風花の勘違い?
でも風花の真似っこが大好きな疾風が一緒にヴ〜ヴ〜。
風花が「あんた、うるさい!」て感じで振り返って怒ったらそのまま乱闘に!
12歳ぽっちゃり風花が4歳の元気一杯の疾風のパワーに圧倒されて、チッコ漏らして毛を飛び散らせて。
なんとか割って入って風花を2階に逃した。
それから風花はリビングに降りてこない。
疾風は天然だから2階に行こうとするけど、声を聞いて風花がベッドの中でナーと情けない声を出す。
餌も食べにこない。
場所を変えてリビングの外に置いたらやっとたべた。

夜は疾風にはケージで寝てもらった。
風花は布団に潜り込んできた。
翌朝、リビングにおりてきた風花はやや警戒。
疾風を見てヴ〜っと唸る。疾風も反応して唸る。
まずいと思って風花を抱えて行こうとしたものの、風花がワタシの腕から降りようと飛び降りたところに疾風がいて、また大乱闘。風花、失禁&脱糞。
2階に避難させたけど、疾風に一方的にやられるなんて、風花にとっては大ショック。怪我はなくても気持ちが…。
ワタシはどうしても外せない用事で実家に行かなければならず、疾風と鈴花とさくらをリビングから出ないようにして出かけた。
夕方帰宅したら風花は2階でちんまりしている。表情が暗い。触れると小さな声で鳴き、いつもなら図々しいほど膝にどかっと乗っかるのに、横でじっとしている。
こんなに情けない表情の風化は12年で初めて。完全に心が折れちゃったらしい。
寝る時も布団に潜って引っ付いてくるものの、何度も入り直してはワタシの手や顔を舐めてきた。
鈴花とさくらは乱闘を目の当たりにして状況を感じたらしく、リビングで文句も言わずに過ごしている。
疾風は「なんでお部屋から出れないの?」って感じで戸をじっと見る。


あのね、キミが風花姉さんをボコボコにしたからなの。
しばらく風花姉さんのそばに行っちゃダメ。空気読め!

さっき2階から小さな声で風花が呼んだ。一人だとさびしいんだろう。そばに行ってもまだ自分からは膝に乗らない。乗せてやると頭を引っ付けてきてゴロゴロ言う。
早く元気になってね。
うちの女帝なんだから。
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