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4年前につるつるかりあげにしたバース。
ブラッシングは嫌がるけれど、毛玉がひどいわけではなく、ここまでつるつるにする必要はなかった。
でもつるつるにしなければならなかったのです…。
バース兄弟を含む子猫10頭を保護したのは5年前。
先に保護した子猫6頭。
有償か無償かは団体の指示に従い、里親さんのことも詳しく知らされていなかった私。
譲渡後ほどなく真菌が出たと知ったのは約1年後、バース1歳の時だ。
幸いうちの子にも譲渡したバース兄弟にも発症はなかった。
でもバースは長毛。
獣医さんに相談し安心の為につるつるにしたのが本当の理由だ。
なぜすぐに真菌発症を教えてくれなかったのだろうと不信感しかない。
彼女にとって私は不義理なヤツ。
大嫌いなんだろう。
教えてやる必要はない。
そんなとこだろうと思った。
私も彼女が大嫌いだ。
だから1万円しか支援せず、預かりをすっぱり断ったのだ。
「この時期の子猫は売れる。」
彼女からごく自然にでた言葉。
3兄妹を譲渡した里親さんは総勢10頭の多頭飼い。
お金持ちだから大丈夫。
あなたが心配する必要はないと。
3兄妹は無償譲渡だ。
意地の悪い私は悟った。
寄付金の為に10頭飼いを推奨する団体もあるのだと。
「あまり関わらない方がいいわよ。しょせん他人なんだから。」
彼女は初めてのTNRで私にこう言った。
なるほどね。
リターン時に初めてゴミ屋敷の玄関に入り、悪臭に顔をしかめていた彼女らしいお言葉。
私もゴミ屋敷を片付けてやるつもりはないが、心を開いてもらわなければTNRは進まない。
そう思っていたのだが。
リターンしかできない現実に涙が止まらない。
何度かTNRをしているが後悔することばかりだ。
この時期の雌は100%妊娠している。
命の芽をつみ、せめてごはんだけは食べにきてと願う現実。
無事顔を見せごはんを食べてくれると嬉しさと申し訳なさでまた涙が止まらない。
外猫にごはんをあげるなら避妊去勢は必須だ。
ガリガリボロボロになっても産み続けることなく。
オス同士の争いを減らしケガを負うことを少しでも避ける。
一代限りの命を守る為の選択。
久しぶりにTNRのお手伝いです。
独居高齢男性貧困。
よく聞くワード。
これから交渉です。
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