本来トラちゃんもM動物病院に搬送予定でした。
ただ、トラちゃん捕獲エピソードにも書いたように、トラちゃんは捕獲器から脱出(>ㅿ<;;)
一旦リリースするしかなくなり、その後、中々国の制度が変更になったため、助成金の申請が出来ずにいて、元々の手術が安価なS動物病院に変更したのです。
もし、トラちゃんがあのまま捕獲器から脱出せずにいたら、耳を3分の1もカットされていたのは、トラちゃんだったかも知れません。
そして、トラちゃんは本来比較的安全な区域を縄張りとしていました。
何らかの原因で酷い打撲症にならなければ、保護して家にいたのは、クロロだった可能性が高いです。
クロロはアレルギー持ちで夏が近くなる今頃から耳を中心に酷い湿疹が出来て、頭頂部や顔、背筋等に脱毛の症状が見られる子です。
最初クロロの湿疹に気づいた時、正直ギョッとしました。
猫から人、人から猫に移る病気は多くないと聞いています。
ですが、疥癬や、真菌の疑いもあり、その両方共が人に移る病気です。
クロロはとても大切な存在でしたが、わたしを媒介として家猫に病気が移る可能性を考えると、怖かったのです。
でも見捨てる事なんて出来ません。
とりあえず体重等の記録があるはずのM動物病院に相談するしかなく、投薬してみて改善が見られるかを確認し、クロロは蚊に刺される事によるアレルギーの可能性が濃厚だとわかりました。
免疫抑制剤を毎日与えて症状を緩和させる日々が冬になるまで続きました。
クロちゃんは、保護して蚊に刺されない環境になればアレルギー症状が出なくなるはずと思われました。
なので、先に知り合ったのはトラちゃんで、手術もトラちゃんが先でしたが、保護は先にクロロと考えていたのです。
でも、不測の事態。トラちゃんの緊急保護。
色んな意味でクロロは不運としか言えない状況だったと思います。
それでも当初、毎日逢えていて、F広場で待っていてくれるクロロは大切な子なのに変わりありません。
クロロとにゃん太郎に餌やりして、トラちゃんの所に向かおうとすると、クロロは150m程は着いてきます。
ある時は、このまま着いてきて、トラちゃんに遭遇したら、どうなっちゃうんだろうと心配した事もあります。
その頃クロロは、F広場を中心に、探せばそこにいる、安心感のある地域猫でした。

去勢手術直後。この次の日には、ノミダニ予防の効果はあまり無いと知ってか知らずか首輪は外れてました。術後の朝、来なかったクロロを、探して見つけて、お皿忘れた日です( ̄▽ ̄;)
首輪をつけていてくれれば、保護者がいると思われて、少しは安全かと思っていたのですが、、、
次回に続く。
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