F広場に着く少し手前、何処からか猫の鳴く声が聞こえた気がしました。
方向としては、F広場の真ん前のお寺、そこの駐車場付近だと思われました。
この声は、多分クロロ!
思った通り、目を凝らして見ると、広めの駐車場の中でクロロがポツンとこちらを見ています。
駐車場のゲートは閉まっていますが、人が入れる空間は脇にありました。
M寺の駐車場は、F広場で子供会等が活動する時、駐車場として解放されています。
なので入る事にそれほど抵抗もありませんでしたし、先日一緒にクロロを探してくださったご住職は、好印象でした。
なので、入らせていただき、徐々にF広場に誘導しようと思い、ひとまず、居る場所で餌やりを開始しました。
でもクロロは、いつもの半分ほど食べたあたりで、食事を辞め、F広場とは反対方向に歩いていきます。
振り返って、にゃん!と鳴く感じ。
これは?着いてこいと言われている気がしました。
クロロは、駐車場の別のゲージをすり抜けて、どんどんF広場から遠ざかって行きます。
そのゲージは人がすり抜けるのは無理で、遠回りしてクロロを追いかけました。
程なくすると空き地があり、その敷地内に納屋があります。
人が住んでいる場所では無いのは明らかで、ここがクロロのいつも居る場所なのかな、と、想像出来ました。
差し出すと、残りのご飯を食べ始めたクロロ。
所有者がいるのは確かだと思いましたが、納屋の軒先は、雨の日でも濡れずに餌やりが出来そうな事も好都合で、その内、所有者に会えるはずと思い、暫くの借宿として餌やりだけさせてもらおうと考えました。
許可さえ頂ければ、ずっとそこで餌やり出来ます。
それはとても、好都合ではありました。
クロロは空き地の隣の家の庭にも入っていき寛いでいるようです。
表札は付いていてIさんという名前なのははっきり読めます。
その後、家に帰ってから主人に確認すると、同じ組の家で、表札の方は数年前に亡くなり空き家になっているはずだと聞きました。
わたしは、ご近所付き合いをしていません。理由はありますが、ここでは省略します。
ご近所付き合いは基本主人に任せてあるので、同じ組だという事も主人に聞いて初めて知りました。
空き家で住んでいる人がいないとなると、連絡するにもどうしていいかわかりません。
納屋はそこそこ綺麗に片付けられているので、所有者に逢えたらご許可いただけるようお話しようと思い、数週間の日々が過ぎていきました。
早朝だけなら、ほとんど誰にも気付かれず、餌やりを続けていたかも知れません。
ですがその頃、トラちゃんの餌場で問題が起きていました。
ポーがトラちゃんの餌場で一緒に食べたがる。トラちゃんが先でポーふわは後、と決めていたので、待ちきれずポーがトラちゃんの餌場に来てしまう+ふわりんまでやってきて、トラちゃんの餌場になっていたお宅(ぶっちゃの家)から、家の前での餌やりを断られてしまったのです。
その都合上、トラちゃんの夕飯も上げてくださるか分からなくなり、餌場は移動したものの、夕飯も上げに行くようになっていました。なのでその都合上、クロロにも朝夕餌やりに通っていたのです。
夕方は、朝より目立ちます。
明かりがないと不便なのもあり、納屋付近で餌やりしていると、中年の女性がやってきて、色んな事を言っていかれました。
どうしようかと悩みました。ボランティア団体さんにも相談しましたが、お話に来た中年の女性は、キツい言い方をされたわけでもなく、クロロが巨大猫に追い出されたと思われる経緯を説明すると、あなたも気をつけて(早朝も夕暮も人通りは少なく、何かあっても気づいて貰えない可能性のある土地だと思われるので)と心配までしてくださったので、組長さんに話を通せば連絡先が分かるとは聞きましたが、所有者の方に餌場としての許可をいただけなければ、どこで餌やり出来るかと考えると、場所は思いつきません。
TNRなさって、餌やりをしている方なら、餌場が自宅でない以上、苦慮される事は多分にあると思います。
自宅だとしても、ご近所から苦情が来る事もあると思いますし。
その後、行くしか無くなった組長さん宅ですが、とても意地悪な方で、わたしは有り得ない話を聞かされたりするのでした。
次回に続く。
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自宅前のモドキとチャンス。最近ではチャンスは、みぃちゃんより、モドキと仲良しです( ˙⌓˙)
モドキはオス猫なんだけど。やっぱり血縁なのかしら💦
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