わたしは松林からのお引越しを考えていました。
天敵猫②がやってきて、クロロが落ちつかず、食事していられないからです。
ちょうど、50mも行かない所に、地域で借りている、ゴミの収集所(瓶、缶等)があり、前にお寺のご住職の奥様に言われた「公共の場所で餌やりすべき」に該当すると思います。
屋根が突き出ている建物なので、雨の日でもクロロもわたしも、濡れずに餌やり出来そうな事も利点だと思いました。
ゴミの収集時間もクロロの餌やりの時間に当たらないので、自治会長さんに相談する事にし、迷惑にならない時間帯にお電話しました。
自治会長さんは、自分に許可する権限は無いが、そんな話は聞いているとは言える。
と、どっちつかずのお返事。
そういえば、話は少し変わりますが、トラちゃんを最終的に保護して先に通っていた病院で、地域猫にする予定の猫を搬入する人と話をした事があります。
その方は地域を巻き込んで、費用の捻出、餌場の確保、捕獲器の購入等をしているそうで、頑丈そうな捕獲器に、大人しく収まっている手術前の猫が印象的でした。
猫の繁殖力は、半端ない事はわたしも知っていますし、ここに集う方々に説明するまでも無いでしょう。
でも猫好きでなければ、どの程度の繁殖力があるか、知らない人ばかりのはずで、その方は「増えたら手に負えなくなる!」と、力説して地域の協力を勝ち取ったと言っていました。
猫が好きだから、という理由より、人にかかる迷惑を考えての行動の気はしましたが、結果が同じなら、猫のためになる以上、異論はありません。
でもわたしは、引っ越してきて約15年。
人付き合いも苦手です。
とりあえず、松林からお引越しはしましたが、天敵猫②は、餌の匂いをたどってか、わたしとクロロを追いかけてきていました。
天敵猫②については追い払うべく努力はしましたし、お引越し先の真ん前の家には事情をお話して、何かあったらおっしゃってきてください、とご挨拶はしておきました。
そんな最中、クロロは姿を現さなくなってしまったのです。
2月26日の朝は、ほんの少し雨がチラつく天気でした。
雨だったので車で餌やりに行った記憶です。
クロロは車にスリスリして、ご飯もしっかり食べました。
雨がまたパラついて来たので、軒下にいるクロロを確認してその場を離れました。
それきりクロロは、わたしの前には現れてくれません。
後に知った事ですが、天敵猫②は、Yさんが去勢手術をする気もないのに、ポンタと仲良しだから、という理由だけで、餌付けしてしまった猫でした。
つまり、猫にとって居着くのに必要な、食住を手に入れてしまった猫ということ。
正直、猫同士の争いで、クロロが居なくなったとしたら、未去勢のオス猫に食住を与えたYさんの責任だと思っています。
そしてもうひとつ、引っ越し先の真ん前の家の奥様には何かあったら言ってきて欲しいと伝えてあったにも関わらず、ご主人は自治会長やら、保健所等にも連絡して何とかしろと息巻いた事を、クロロを探していてご本人からお聞きしました。
「餌をやらなければ淘汰される。自治会での会合で議題に上げて、餌やり出来なくしてやる。」とまで言われました。
「猫が入り込んで困るから犬を飼っているんだ。」
とも言っていて、もしかして犬をクロロに、けしかけたの?と疑ってしまうような事まで言っていて、
この人が原因でクロロが居なくなった可能性もある、と思ってしまいます。
その場合、猫より人の方が酷い事をします。
クロロには、元気で生きていてほしいと思いますが、置かれていた環境は最悪としか言えない環境でした。
猫が相手なら、その猫を避けて、わたしに合図を送るのは難しかったと思います。
餌場の北に行ければ、わたしの通る道ですが、クロロは巨大猫痩せた、の縄張りだと思っているので、わたしを待ち伏せる事は出来なかったはず。
南に行けば、天敵猫②がいて、そこを通り抜けても南側猫屋敷があります。
どの猫かは分かりませんがそこを縄張りにしているオス猫もいるはず、、、
そして、わたしは移動に自転車を使っていたので、徒歩と違い匂いを追うのは難しかったと思います。
結局、西に行くか、大回りして南、北に移るしかないはず。
それでも猫が相手なら生きている可能性は上がると思います。
でも、相手が人なら、何をされるか分かりません。
わたしは無力です。
探し出す事も、助け出す事も出来ていない。
見つけられたとしても、自宅での保護は出来ません。
居なくなってすぐの頃、お寺にも久しぶりに訪ねていき、いつも隠れていた場所を探させてもらいました。
不燃ゴミの収集場所での餌やりの話で、
「広場や公園では無いけれど、公共の場所だから」
と話すと、自分が言ったことを全く忘れているように、横を向いて苦笑いした奥様の心の中が見えるようでした。
どんな場所でも迷惑でしかない、そう言っているような苦笑い。
結局何もかも、クロロを追い出すための方便だったという事です。
猫好きでも、餌やりの仕方等、意見は分かれてしまいます。
人は難しいし、本心を嘘で固めて隠します。
わたしは口に出さなくても、思い切り正直に本心が顔に出てしまうタイプなので、人付き合いが苦手なのです。
顔が嘘をつけない(笑)
猫はあざとい部分も見えますが、本能に忠実に生きている。
長々と続きましたが、クロロとのエピソードの殆ど全てを書き残したかった。
覚えている限りを日記にさせて頂きました。
今後は、毎日日記を更新するかは分かりません。
クロロが見つかったり保護したりが出来た時は、また書きますし、皆様の日記や、猫写にペッタンしようと思います。
大好きなクロロ。
幸せでいてください。
また会える日が来ると信じて、お母にゃんは強く生きていくつもりだよ。
トラちゃんは、今日も元気。
この後ドシドシわたしの体の上に乗って鼻ちゅうしてきました。
クロロとも、そんな未来がある事を、全身全霊で祈ります。
読んでくださった方々に感謝の言葉を。
ありがとうございました🍀🍀🍀
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