会うなりshiboさんはそうつぶやいた。

「ところが最近ね、もう自分はこの世界における老害なんじゃないかって、そんな風に思い始めたんですよ」
shiboさんの横顔には、憤りの中にもどこか寂しげな様子が浮かんでいる。

「mixiやらTwitterやらUstreamやら、実際、なにが楽しいのかさっぱりわからないんですよ。これはもう致命的。Twitterなんて56Kbpsの時代に十分実現可能なものなのになんでいまさら?としか思えない。でも今の若者にはウケている。結局ね、衰えたんですよ、感性が」
そんなshiboさんの癒しとは?

「そりゃあやっぱりテオとナナですよね。自分がどんだけ時代に取り残されようが、家に帰りさえすればテオとナナが出迎えてくれる。それだけで本当に幸せを感じるんです」
そう語るshiboさんの顔は満面の笑みに溢れていた。
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