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10月4日(月)検査結果
夕刻、子供達と一緒に検査結果を聞きに病院へ。
「悪性でした。・・癌です」診察室に入るなりドクターに告げられる。
私もおそらく子供達も、一瞬、頭が真っ白になった感じだ。昨日まで、「悪性でないように」と願っていたことはあったのに、どこか本心は「良性だろう」と思っている自分の方が強かった。甘かった。全く元気で食事も排泄も何の問題なく走り回って、ジャンプして、機嫌良くゴロゴロいっているのに、肉球のあんな小さな腫れが癌で、それがマッハの命を脅かすなんて・・・・
ドクターも言った後に疲れが出たのか、そのまま床にしゃがんで、
選択1 このまま様子を見る
選択2 右前足の切断
選択3 2つ隣の市にある病院へ入院して、放射線治療をする。
と選択肢を3つを提示する。が、選択3は、猫にとっての負担が大きい事、また費用面をとっても現実的でない事から勧められないと。
そして、ドクターが1番勧めるのは、2の切断。
ドクターの話しだと、猫にとって足が1本ない事なんて屁でもない。しかも前足なので、ちゃんと残った方の足が、筋肉隆々になって、今と変わらぬ生活が出来る。ただ、見た目が少し悪くなるだけだと。
私は、腫瘍マーカーで癌の値を検査してみるのはどうですか?と聞いてみたが、実際に癌が出てしまった子には、余りあてにできないらしい。
また、人間でいったら60歳位の高齢だ。このまま進行がなかったり、してもとてもゆっくりだったりということもありえませんか?との質問には、固体が小さい生き物の進行度はいくつになっても変わらないとのことでした。
兎に角、家族会議をして返答すると言って帰宅。
ネットで足に切断について検索。ドクターの言うとおり、猫にとって足が1本無いことより、暖かい寝場所と御飯があることの方が幸せだとの意見に少し心落ち着き、家族全員「生きてりゃOK!」精神で、切断する選択をする。
足が1本なくても、後、出来たら10年、私達夫婦と一緒に老いていってほしい。子供達と兄妹として私達夫婦の子供でいてほしい。前向きに、前向きにと思いはするのだが、やはり断腸の思いだ。
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10月5日(火)選択を報告
仕事の昼休みに病院へ走り、切断する旨を伝える。
ドクターは決めたのなら、進行の事を考えても、気持ちの上でも、早い方が良いと言われ、双方の都合を調整した結果なんと翌日のオペとなる。今回は1泊の入院だ。
夕刻、リードを付けて庭を散歩させる。腫瘍を切除してからの初めての外だ。
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寝ころんで満足して、鼻息荒げにフンフンしながら、他の猫が自分の縄張りに来てなかったかチェック。ごめんねマッハ次はいつ出れるか分からないよ・・・
夜、お気に入りのソファーの上でくつろぐ。家族皆がやたらかまうので、変に思っているかな?でも、私が側に寄ると撫でてもいないのにゴロゴロいう。明日はたいへんな思いをさせるのに・・・ごめんね・・・ごめんね・・・
肉球の癌4(切断するはずが・・番外編?)へ続く
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