肉球の癌４（切断するはずが・・番外編？）

2011年3月30日(水) 2011-03-30T01:41:56+09:00 2367 / 0

10月6日（水）激動の日


朝、家族全員マッハを撫でて家を出る。
私は、マッハを連れて朝１で病院へ。混んでいる。30分の遅刻ですむかな～と思った時、携帯が鳴って、娘が「事故した！あてられて車ぐしゃぐしゃ！！」


取りあえず、娘の体に異常が無いことを確認し、マッハに「ゴメン。頑張って」と声を掛け、受付にお願いして事故現場へ。


娘は、私が新車で買って、６年乗ったデミオをこの年の６月に免許を取って乗っていました。我家は、猫とはまた違う観点で、車好き（特に旦那が）で、いろいろとこだわって乗っています。デミオは、６年間私がメインで乗りましたが、家族４人でお出かけの時は、必ずデミオで思い出の詰まった車です。


初心者マークの娘ですが、今回の事故は、８５歳のお爺さんが、信号無視で左からつっこんで来て、娘と娘の対向の車にもあたっており、結果、お爺さんが１００、娘と娘の対向の方は０という警察の見解となりました。
しかし、デミオの状態が３台の中で１番悪く、エンジン部分までやられていて、ラジエターの水は漏れ動かない。直すより廃車になるだろう・・


その後、バタバタと事故処理を済ませ、遅れてやってきた旦那に以降の事をまかせて、ひとまず職場へ。マッハの事と事故の事で、頭くしゃくしゃの中、ひ～ひ～仕事をしていると、ドクターから電話が。ドクターは先ず、事故の事と娘の体を心配して頂いて、


「マッハちゃんの事ですが、私の上の先生と話しをした結果、前回のオペでかなり深くえぐり取ったので、おそらく転移している可能性は低いと思われるので、このまま様子を見たらどうでしょう」


予想していなかった展開に、事務所の隅で泣きました。
嬉しい！マッハの足がそのままで帰って来る！デミオは死んでしまったけれど、生きているマッハはそのままだ。デミオに悪いが、車はまた買ったら良い。
でも。マッハの替わりは、世界中に何処にもいない。9年一緒に生活した。たった1匹の可愛い存在だ。


すぐ、家族全員に連絡。皆、一様に舞い上がっているようだ。


帰宅して、マッハを撫でる。怒濤の様な１日で、とても疲れた。


そこに免許取って４ｹ月位であれだけの事故にあったのにケロリとしている娘が、ポケモンの身代わりの術を使った。などど言っているので、はぁ～？と思ったが、事故にあったデミオの写真を見ると、左からあたっているのに、右前がぐしゃぐしゃだ。お爺さん、娘の対向のもう1台を避けようとして、デミオにあたってから、ステアリングを右に切ったらしい。との警察の見解を聞いていたので、だから右がと思っていたが、本当にデミオがマッハの身代わりになった様な結果だ。


この後、マッハにはストレスと思われる下痢が1週間位続いた。


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10月末

事故の処理で、その後がたがたがあり、嫌な思いもしたが、結局、色違いで同じ型のデミオを購入。保険は、相手のだけでは、足りずに自分の保険も使って、更に7～8万位払った。事故が無かったら必要のない出費だったのに払うのが馬鹿らしいと思ったが、納得のいく車に乗りたい我家としては仕方ない。
その時、マッハを見てふと思った。足の切断手術をしていたら、同じ位かかっていた。その金額を今回払う事になった。デミオは替わってしまったが、その費用を払って、マッハの足はある。何て素敵！

旦那にこの話しをしたら「質量保存の法則」とか言われた。はぁ～



肉球の癌５（再発）へ続く