私って、何て馬鹿なんだろう。再発なの?と不安に思いつつ、やっぱり切断するという事になると全く思っていなかった。また、肉球の辺りをえぐりとるだけだと思っていた。
だから、ドクターが肉球を見て「あぁ~駄目ですね。やっぱり切断しないと」と言った時は、癌だと言われた時と同じ位ショックだった。
前に一度決心を決めたのに・・・いや、前は何故にあんなに短時間で決心出来たのだろうと疑問に思う程ショックだった。
そんな私の気持ちを無視する様に、ドクターとの話しは進む。
まず、全回のオペからすでに5ケ月たっているので、もし、内臓に転移しているとしたら肺の可能性が高いのでレントゲンを撮る。幸い、転移は無くきれいな肺だった。
そこで、切断する箇所として、一般的に足を切断をする場合は、肩(腰)の上部からバッサリ切るのが普通。でも、今回は、癌のある場所が肉球(人間の掌)なので、そこから2関節(人間だと手首と肘)越えた箇所でOKなので、肩の下部分から切ります。との事。
ちなみに、肘から下の部分(人間だと)が癌になる(骨肉腫など)のだと確実に肩の上から切るそうだ。
肩の上部からの切断は、肩上部にある太い血管を切らないといけないので、オペ的にも、猫的にも負担が多く、ついでに費用的にも1万位変わるそうだ。
ドクターは、昨秋のオペの「ようす見」の時から、調べておいてくれたらしい。
だから、今さら、セカンドオピニオンも考えてないし、信頼しているドクターなのでお任せするしかない。でも、私の心には、マッハに長生きしてもらう為に、足を1本切断する事は、もしかして私達のエゴ?そんな思いで暗い欝の様な気分になってしまう。
オペの日は、5日(土)に決まる。今回は日曜を挟むので2泊。1泊でも良いのだが、家にいるよりも、動きまわらないので、その方がよいでしょうとのことで退院は7日(月)となる。
10月4日(金) オペ前日
夕刻に病院へ行って、痛み止めとして、お腹に小さい粘着性のあるフィルムの様な物を貼る。モルヒネ的な劇薬で、意識を朦朧(もうろう)とさせるらしい。
4~5時間で効果が出るのだが、効きすぎて、体をゆすっても起きない時は連絡下さいとのこと。


幸い?マッハは眠ることなく、逆に興奮している様子で、よっぱらいの様な千鳥足であちこち歩き廻る。
オペ前日の肉球の様子

肉球の癌7(切断オペ当日)へ続く
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