インターキャットの疑問

2012年5月11日(金) 2012-05-11T01:49:52+09:00 2615 / 0

治療の中でどうにも疑問に残った注射の中身、インターキャット。表向きの情報はあっても、納得できる決定的な情報はなかなか出てこなかった。

しかし 2件のサイトでFIP、エイズ治療目的の場合「仔猫には効果がない」という記事を見つけた。（りゅうくんは仔猫です。長毛だし成猫というには早い）

1件は獣医さんのサイトで複数の医師の意見をまとめたもの。他のページの内容を見る限り、信頼できると思った。

その他を含め私が読んだインターキャットの記事をまとめると、

・ほかに治療法がないので、効果は別として神頼み的に使われている

・劇薬である。使い方が結構難しい。時期を誤ると逆効果の危険がある。
　医師により、使用方法と認識のばらつきがある。
　本来の使用法以外の使い方をされていることが多い。
　たとえば、本来は猫カリシウイルスの口内炎に早期・予防目的で効果があるとされるが、実際にはそれ以外のウイルス性の病気の発病後に使用したり、隔日注射とあるが、使用の頻度や量が異なるなど。

・副作用が多い。獣医師が認知しているよりも、実際に飼い主として体験した方の報告が圧倒的に多いのではないか。老ネコで1週間で死亡したというブログをみつけた。年齢は違うが、りゅうくんの症状とオーバーラップしてしまう。

　「健康な猫かつ本来の使用法」以外の場合、治る可能性より副作用の危険性と腎臓肝臓その他のダメージの方が大きいと思った。

・安全だという医師は避けて、良い面悪い面をよく知っている信頼できる医師のもとで治療を検討すべきと思った。


りゅうくんは、本来の使用法以外の使い方で、他の薬品（消炎剤・解熱目的）と一緒に注射されている。（用法には一緒に使うなと書いてあるが、実際には他の薬品と一緒に使われているようだ）時期は「早期」には該当しない。
注射前にインターキャットを打つという説明、用途副作用の説明は一切なかった。
黄疸のある子は禁忌で使えない。2回目に来院したとき、私はインターキャットのことを何も知らなかったが、直感的にやめてくれと伝えた。
もし私が止めなかったら、また打たれてたんだろうか。

インターキャットとりゅうくんの急激な体調の変化との因果関係はわからないが、個人的には副作用の可能性は大いにあると思った。

使用にかなり注意が必要である、効果が未知数である、医師も共通の認識がない（＝よく知らない）、死を伴う副作用のある薬なので、個人的には安易に使ってほしくない。（助からないとしても、悪化させたくない）

ずいぶん安易に普及している現状を知って、乱暴だなーと憂慮してしまう。

副作用で死亡しても苦しむのは動物で、お金を払ったり、精神的なダメージを食らうのは飼い主、使った獣医や販売した製薬会社には利益が残るだけで何のダメージもない。

もし、死亡させたら罰金（製薬会社と医師に）、無駄な投薬に罰金、説明がなければ罰金、誤診・誤用にはペナルティが課されたら、だいぶフェアになるのになぁと思うけど。

もっと情報がほしいな。どこで調べられるんだろ・・