強制給餌のこと

2012年5月12日(土) 1401 / 0

私がりゅうくんのお世話をした中で一番心残りなのは、強制給餌。

指、スポイトや注射器を使って口に流動食を入れる。

ネットで動画を探して、見よう見まねでやった。
その後、動物病院でもコツを教えてもらった。
でも、りゅうくんの口の中を診てもらうとき、ものすごく開けるのに苦労し、「・・大変ですね」と言われた。ええ、そのとおりです。

誇り高き野良ちゃんなので、とにかく簡単には屈しなかった。
はじめから強制給餌をいやがっていたが、続けるうち段々と抵抗が激しくなり、全身でいやだと言っていた。

近所で動物病院を探し回っていたとき聞いたところでは、

「その子の状態による。」

あまり抵抗の激しい子はそれで体力を消耗するので、様子を見てやめるそうだ。

・・・やっぱり、やりすぎだった。

りゅうくん、ごめん。

毎日、拷問のように強行してしまったよ。食事を続けてれば、まずは生きててくれると思って。

慣れない下手くそなやり方で練習台にしてしまい、加減を知らずに続けてしまい。

生きる時間があと少しだったら、嫌な思いさせなきゃよかった。

何事もやりすぎは良くないということで・・。反省点です。

ちなみに保護主さんは、いやがってもできる限り強行派。
経験上、食べさせなければ死んでしまう子も、食べさせれば3日は生きるということだ。
（でも、私と違って慣れている）

もうひとつ初心者の勘違いなのだが、私は暴れるりゅうくんを見て、まだ暴れる元気があるんだと思っていた。
たぶん、本当に重篤な時には抵抗する元気もないんじゃないかと・・。
そうじゃないのですね。

死の間際でも、苦しいのか、部屋を動き回り、暴れました。