キャットフード　ふたたびお勉強

2012年5月27日(日) 2012-05-27T09:49:15+09:00 365 / 0

最近ペットフード事件簿というサイトを読んで、またまた目からうろこ・・市販フードの正体にびっくりしました。

海外のリコール情報は、なんだか遠い話で身近なものでないように思っていましたが、どっこいどっこい、大いに当事者でした。

だって日本で買ってるものは、同じ製品を単に日本に持ってきて日本語パッケージに詰めてるだけ。

有名なあのブランドもこのブランドも、値段が高いものだってぞろぞろとリコールされてる。というのも、

「業界がOEMの下請け製造という仕組みになっている。」

そうだったんですか・・。おっきい会社は自社工場でせっせと製造してるんだと想像してましたよ。

大手ブランドのフードなら安全と思っていたけど、下請けが同じで同じ材料を使っていれば、どのブランドのフードを買おうが同じじゃないですか。

さらに、下請けが世界中どの産地の材料を使おうが、表示の義務がないのでさっぱりわからない。

原産地としてフードに表示される国がアメリカだろうがフランスだろうが、材料の産地は中国だったりする。
中国産と表示されたフードを喜んで高額で買う日本の消費者はいないと思うが、アメリカ・欧州産のフードは喜んで高値で買うはず。
でも中身は結局、大差がないということですのね。

いま、ダイヤモンド社のサルモネラ菌騒動が起きてるけど、ナチュラルバランス、ソリッドゴールド、ウェルネスなどのブランドがそこの会社を使っている。

ダイヤモンド社といわれてもわからないよね・・。ブランド名きいて、そうかとわかるだけで。
　
日本では、海外ペットフードのリコール情報を常に見ている飼い主はそんなには多くないだろう。

でもリコール情報を知らなければ、知らずに食べさせてしまうし、触って自分が感染するかもしれない。


ほかに、このサイトで勉強したことは・・

・表示成分がおそらく守られていないこと

　リコールで、チアミン不足など特定の栄養素の基準を満たしていない、というのが見られる。


　規制がない＞メーカーが検査をしない＞消費者が自費で検査をしなければ誰にもわからないの図


　ちなみに、私は先日P&G社にフードの成分調査を依頼したのだけど、結果の数値を一切教えてくれない。報告書も一切送ってもらえない。

　「自社の基準を満たしていたか、いなかったか」しか言わないので、そのそも検査をしたかどうかすらわからないのです・・。

　それに、「自社の基準」と言っても、その基準の誤差やしきい値も一切社外に言わないのだから、つまり、「なんでもアリ」なのだ。

　「なんでもアリ」なんていう勝手な「基準」とか、「外部に一切公表しない検査と数値」なんて、なんか意味あるんでしょうか。。

パッケージの数値は、スローガンでしょうかね。。

　ということがあったので、P&G社に関していえば、フードに書いてある基準値など守っていない可能性が高いと思う。

　よほどお金がないと、個人で成分調査を依頼して調べられない。（1項目数千円くらいする）

　人間が食べて異変を感じるわけではないし、ペットの病気との因果関係など立証が難しいので、クレームはめったにつけられないだろう。これってメーカーが手を抜く格好の条件ではないですか。

　お金がたっぷりあれば、検査しまくるのになぁ。面白い結果が出るんではなかろうか。


・表示されていない成分（重金属など）について、「フードの価格帯に関係なく」毒物だらけである

やっぱり材料が粗悪なんではないですか・・
人間用にはできないものを使うから、人間用ほど規制がうるさくないから、そういう材料が使われてるだけなんでは。
汚染肉、汚染魚などいかにも回されてそう。

猫が必ず年とると腎臓やられるのは、当然ではないですか。
毒入りフードを何年も食べ続ければ、解毒もできなくなるでしょう・・

消費者が調査したという重金属検出の結果を見てみてください。

わたしたちって、猫に何食べさせてんでしょうか・・。


・ごみ、病気・安楽死の動物の死骸が原材料として使われていたのが、まだほんの数年前 (2007年)であること

共食いさせてたってことだよね。。たった数年前かぁ。現在はほんとに改善されているのか・・。


フードメーカーのキャッチコピーは「バランスがよい食事」だけど、バランスの前に、まず「安全」の方が大事です、というか大前提です。。

唯一のウリである「栄養バランスがよい」というのも、
・AAFCOという業界基準がおよそ基準とはいいがたいエー加減なもの、
・しかもどっちみち袋に表示している成分が守られていない
・表示されていない成分が多くある
のなら、はっきり「うそ」といえてしまいます・・

「今日の食事が明日のカラダ」

ヒルズさん、ずいぶん立派なキャッチコピーですねぇ・・

素敵で心をとらえるキャッチコピーは、プロのコピーライターがメーカーに売ってるだけなんだよね・・

そのコピーの代金は、誰が払ってるのというと、消費者ってわけで・・

もう、宣伝に惑わされるの、やめましょうよ。