
ネコジルシを利用している人に、
KDASへ猫を連れて行く人はいないと思います。
が、猫好きじゃない方は
「野良が居ついて迷惑してる」
「野良が子猫産んで困ってる」
「庭に糞尿して臭いから処分(殺)してくれ」
と、段ボールなどに入れて持ち込んだりします・・・。
なぜこんな日記を書いているかというと、
KDASに「殺してくれ」と子猫をたくさん持ち込んだ人を見たからです。
引き取れという人は結構みかけますが、殺せという人は初めてで。
その人は、普通の良いお父さんみたいな人でしたが、異物に見えました。
ところが~
私も最近知りましたが、KDASでは野良猫の引き取りをしていません。
電話しても直で持ち込んでも、職員さんは断固受け取りません。
猫が出て行くような努力を自分でするようにと指導されます。
するとKDASにいる猫を指差して「じゃあこの猫はなんや!」と怒る人がいます。
KDAS居る猫達は、
飼い主に虐待されたり事故にあった傷負いの子、
栄養失調や病気で瀕死状態で保護された子達です。
そういった動物を保護するのがKDASのお仕事です。
野良犬が捕獲されたり引き取りされるのは、
「狂犬病」という致死率100%に近い病気を人間に感染させるからです。
つまり犬は保護ではなく、人間が死なないよう確保されているだけに近いです。
といっても、散歩やお風呂など最低限のことはされています。
保護された動物は、獣医資格のある方が診てくれるので
助かる子は最低限の治療をしてもらえます。
また、哺乳が必要な幼齢の子はちゃんと哺乳してもらえます。
そうして元気になった子から、譲渡会や玄関口で家族に迎えてもらう準備をされます。
なので、KDASから生き物を譲渡された人はせめて、
避妊手術をちゃんと受けてほしいです。
万が一脱走した時に、
1匹から不幸の連鎖が始まるのを止められるのは手術しかないんです。
人間の常識ではなく、もし産まれたらあなたがその子をどうするか
それを考えて手術に踏み切って欲しいです。
また、避妊手術はガンを避ける効果もあります。
長時間KDASに居座って職員さんを引き止めてまで、引き取るよう言い続ける人をたまーに見かけますが、
総合病院に「親死んだ子がいてウチじゃ無理だから病院で引き取ってよ」といってるのと同じです。
KDASは保護施設じゃありません。
人間には保護施設がありますが、猫にはありません。
ボランティア活動されてる方が保護施設に近い活動をされてますが、支援できる人が助けてあげなければボランティアの人達も続けることはできません。
1匹以上飼ったことがある人には良くわかると思います。
「野良を捕まえて」「捕まえたら引き取って」「可愛そうだから引き取って」
など、KDASを勘違いしている人達が沢山尋ねてきます。
断ると、まれにダンボールに詰めたまま置き去りにされてる事もあるそうです。
ちなみに法に触れます。
野良猫に出て行って欲しい時は、酢や強いメントール等の猫が避ける臭いを周囲に放って、出て行くように仕向けましょう。
猫で迷惑してる人がいたら、教えてあげてね・・・理解してくれれば暴力を止める事もできるから。
あ、近づいて欲しくない場所などの躾にも使えます。
動物を攻撃したり、親猫から子猫を取って捨てるのは動物虐待で法罰を受けます。
子猫を取って捨てるに関しては「親がいなければ当たり前に死ぬ=虐待」にあたるからだそうです。
直に攻撃してなくても、毒殺するのも同じことです。
もしこういうことしてる人が居たら、できれば証拠をとって警察やKDASへ通報しましょう。
思い込みや勘違いを防ぐためや「言いがかりだ」と逃げられないためにも、証拠は必須です。
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