先日の激のど痛から本格的に風邪をひいて、そのウィルスを家族と職場にまき散らして(ちゃんとマスクしていたんだけど・・・でも、他人に移すと治るってホント(^∀^)ノ)体調も戻りやっと気持ちに余裕ができると・・・・とたんにネコジに参加したくなり日記をUPしたくなりました。
・・・と言ってもマッハは最近寝てばかり居る(気がする(^_^;))ので、以前から話したかった前の職場の方から聞いたワンちゃんの話。
前の職場にいた60歳を少し超えた溶接のおっちゃん(Mさん)が中型犬を飼っており。私が猫好きと知るとワンコの話をいろいろと聞かされておりました。
朝は5時になると時計のように「散歩に連れてけ~」と吠えること
人間のお菓子が大好きで(いかんなー)ある日1個1個両端をくるくるっと巻いてある個包装になったチョコレート(アルファベットチョコかな?)を留守番している間に器用に中のチョコだけ食べてあったこと(^_^;)(必死になって袋から出そうとする姿、想像すると笑えます^m^)
ダメね~そのワンちゃん。人間のお菓子食べたらメタボになっちゃうわよ~私みたいに毎日体重計に乗って注意しないとねぇ

あの~マッハさ~ん。その乗り方だと表示が見えませんが・・・・
そして・・・そして・・・そして・・・老いてだんだんと歩けなくなっていったこと・・・・(病気だったのかよく分かりませんが)
家の中にいる時もだんだんと寝ていることが多くなっていったそうなのですが、朝夕のMさんとの散歩だけは「行く!」と吠えるので、家の前の段差をMさんが抱きかかえて「はあはあ」息も荒げに散歩していたそうです。
そのうちついにその散歩も行けなくなって、寝たきりに近い状況になっていたある日。
朝5時にやたらと吠えるそうです。
Mさん「散歩か?行けるんか?」
仕方なく段差を抱きかかえて降り、いつもの散歩コースを歩きだしたそうです。
始めはMさんも「どうしたんや!」ってびっくりする位軽い足取りで嬉しそうに歩いていたワンちゃん。
でも、家の前を真っすぐ歩いて、初めての角を曲がろうとした時、いつものコースなのに突然動かなくなったそうです。
そして、辺りを見渡して「もう帰る」といわんばかりにばかりに戻りだしたワンちゃん。
Mさん「なんや。もうええんか???」
家に戻る足取りは行きと違ってとてもゆっくりで息もたえだえ
Mさん「やっぱりえらいんやろ~無理すなよ」
そう言って自宅に戻り抱きかかえて家の中で寝かせてあげたそうです。
・・・・・その夜、ワンちゃんは静かに息をひきとったそうです。

Mさん「ええんや。そんなに苦しそうに逝かへんだで・・・・すぅ~と糸がきれるみたいに逝くって、あーいうこというんやな・・・・でも、凄いな~もう自分が死ぬことわかっとったんやなぁ・・・」と、後日、遠い目で話すMさん。
私「ワンちゃん,Mさんと一緒に散歩するのが1番の楽しみやったんやね。・・・・今は辛いやろうけど、落ち着いたらまた犬飼ってよ。出来たら保健所とかで飼い主探してるワンちゃんを助けたってよ」
Mさん「・・・もうオレも年やで、毎朝5時に起こされるのかなわんでええわ」
私「奥さん、淋しがってへん?欲しがってへん?」
Mさん「あぁ~いろいろ子犬が産まれたって連絡来るけど、見に行ったらあかん!って言うとるんや。見ると絶対連れてきたくなるでな」
私「・・・・TVでさ、ムツゴロウさんが言っとたんやけど、『ペットが死んだら直ぐ次のペットを飼いなさいって。そして新しいペットとの生活で亡くなったペットの話が必ず出てくる。あの子はこんなんやった。この子はこんなんやったって。その事で亡くなったペットを思い出して家族の中に存在させることが、亡くなったペットの供養になるって』私にも経験があるんやけど、まさしくそうやで。」
Mさん「・・・・・また、死なれると辛いだけやで・・・・やめとくわ」
私「・・・・・・」
その後、我が家では、マッハのオペがあり、会社ではマッハのことは一切話しませんでしたが、Mさんにだけにはこっそり話しておりました。
オペ前に「本当に切断して良いのか?」と悩む私にMさんは、「猫でも癌になるんやな~足1本無くっても歩けるんならした方がええで」と言ってくれました。
まだ、この時はネコジを始める前だったので、動物を愛する人からのこんな言葉は私の気持ちの支えになりました。
またその後、その会社は廃業になりMさんと会うこともなくなったある日、スーパーでばったりMさんに会いました。
先にMさんが私を見つけ「おう!」と声を掛けてくれ、
次に少し照れくさそうに「犬飼っとんのや~」と^m^
「まだ子犬やで~もう1日家ん中走り回ってたいへんやわ~」と^m^^m^^m^
私「やっぱり私達動物と1度でも暮らしたことがある人間は、動物のおらん生活考えられへんやろ~(´▽`)」
Mさん「そやなぁ~」
私は、言わなかったけど心の中で「亡くなったワンちゃんもきっと喜んでいるよ~」と思って別れました。
スーパーから戻った私は、その日いつもより一層マッハに優しくしてたこと覚えています。
パパさんは、お酒が入るといっつも私を赤ちゃん抱きしたがるのよね~酔っ払いのオッサンの相手もしなきゃならないのよ私(=‘x‘=)

別に珍しくも無い話なのかも知れませんが、Mさんの話からワンちゃんの愛情を感じられて私には忘れられない話でした。いつか日記に書こうと思っていました。ここで皆さんに読んで頂くこと嬉しく思います。長文を読んで頂いてありがとうございましたm(_ _)m
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