冬の夜の楽しみ

2012年12月22日(土) 232 / 0

寒い季節に嬉しいのは、猫とくっついて過ごすこと。

まりもちゃんは抱っこもひざの上も嫌がらないので、時々ひざに載せて飼い主サービスをしてもらっている。

とはいえ、日中と夜のほどんどはそれどころではない。

だから、寝るときが、一番待ち遠しくてうれしい時間。

ふとんを敷いて、寝ころんで、しばらくすると、ごそごそと2匹が入ってきてトンネル探検ごっこを始める。

幸子さんはにぎやかな子なので、いつも「うわー」「うわーん」と叫びながらふとんに突入し、中でしっぽをぷりぷりしてあっちへいったりこっちへいったり。
まりもちゃんは、気分によって入ったり出たり、じっとしていたり。

しばらくごそごそやった後で、どこかに落ち着いて寝始めるか、その前に私が寝てしまう。

まいにち、ちょっとずつパターンが違うのは、猫らしい。

昨夜は、足と太ももの上にそれぞれ2匹乗っかって落ち着いてしまった。

なんか、重いなぁ・・と思いつつも、足がほかほかとあったかい。

あったかいな、やわらかいな、ほかほか、なんか幸せだな、・・と思ってる間に寝てしまった。

朝起きると、猫さんは体にくっついて寝ていたり、ふとんから出て、上に乗っかっていたり。
起きてふとんから出るまでのひとときが、これまた至福のときである。

やんちゃな幸子さんが、なぜか朝だけはおとなしくなでられていてくれる。

猫さんたちと一緒に寝るようになって、どんなにまいにち幸せになっただろう。

会社と家の往復で、いつも緊張して時間がなくて暴走していた長い長い日々は、何だったのかなぁ、と思うほど。

今は、勤め人の頃よりはるかにビンボーだけど、比較にならないほど幸せ。

この生活が愛おしくて、守りたい、と思う。

たまたま、今だけの、はかなくて贅沢な時間かもしれない。

いまも、クリスマスどころではない人たちが大勢いるのだ。

いつ自分の番になってもおかしくない、滑り台みたいな世の中。

たまたま、いま自分はかろうじて生活もできている。これが、奇跡のような点の上にいるみたいに感じる。

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