ワクチンのお勉強 6回目　病気との関連事例 - 犬

2013年3月26日(火) 2013-03-26T00:40:00+09:00 589 / 2

またまたつづきです。^^

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同様のシナリオは現在、犬にも存在する。

免疫抑制状態は犬では一般的ではないとはいえ、その発現の報告は増加の一途をたどっている。

犬パルボ・ウイルスに対する大規模なワクチン接種プログラムは、たしか私たちが猫に猫パルボ・ウイルス（猫汎白血球減少症ウイルス）のワクチン接種を開始してから大体30年余り後に始まったと思うが、この状況が犬の間でも作られつつある。

もしこれが本当だとすると、いま猫の間に起こっている問題がひとつの兆候なら、次に近い将来、犬にとっての不幸の前兆になるということだ。

さらに、過去5年から10年の間に、犬の炎症性大腸炎（IBD）を見るようになった。

これ以前には、事実上存在しなかった病気だ。

私はパルボ・ウイルスとコロナウイルスのワクチン接種が主原因であると確信している。

これらのいずれかのウイルスに対するワクチン接種後、1ヶ月か2ヵ月以内に炎症性大腸炎疾患を発症するのを私は頻繁に目にしている。

さらにパルボ・ウイルスにともなう別の症候群もあるが、それはまず猫に発生し、後に犬にも発生した。


心筋症は心臓の筋肉の病気だ。

筋肉が弱るか伸びるか（拡張型心筋症）、あるいは非常に厚くなる（肥大型心筋症）。
どの状況でも、血液をポンプで送り出す心臓の機能は制限される。

心筋症は多くの場合、致命的である。

猫の心筋症は20年以上診てきたが、それは炎症性大腸炎（IBD)を診て来た期間とほぼ同じだ。

心筋症の拡張した形状の多くの（すべてではないが）症例では、アミノ酸L-タウリンの欠乏症をともなっていた。

肥大型心筋症の原因は、拡張型心筋症の非タウリン関連の症例の原因と同様、不明である。

私はその答えが犬に現れる可能性が高いと思っている。


1970年代の終わりに犬パルボ・ウイルスが最初に出現したとき、たくさんの子犬があっという間に、時には数時間で死んでいった。

パルボ・ウイルスは子犬の心臓の筋肉を攻撃し、この形の感染症は子犬をみるみる殺していく能力があることが明らかになった。

心筋症はパルボ・ウイルスの大発生以前は犬に影響はなかった（あるいはもしあったとしてもまれだった）が、パルボ・ウイルス発生後、数年で現れた。

その数は過去5～10年間に特に増加しており、犬の炎症性大腸炎疾患（IBD）の増加と一致している。

Merck 獣医師マニュアルでは、次のように述べている。

「犬の拡張型心筋症の原因は、まだわかっていない。ウイルス感染とその結果として起こる損傷した心筋に対する自己免疫反応が疑わしいのだが・・・。
1978年の犬パルボ・ウイルス (CPV) の大流行以来、オスのドーベルマン・ピンシェルはCPVと心筋症の両方に非常に弱いように思われる。」(Fraser)
これが書かれてから数年のうちに（1986年）、ドーベルマン・ピンシェルと同様に他の多くの犬種に心筋症が出始めた。

私は Merck 獣医師マニュアルのこの章の著者は正しかったと思っているが、さらにパルボウイルスワクチンの接種が、ほとんどの症例の原因になっている可能性が高いと考えている。

私はこれが猫の心筋症の発生を説明しているとも考えている。

おそらく心筋関連の猫パルボウイルス（猫汎白血球減少ウイルス）は自然感染には見られないが、ワクチンによって表面化したと思われる。
（訳者注：パルボ感染症には心筋炎型と消化器型があるので前者のことかと想像します。）

心筋症は自己免疫疾患であり、ワクチンは自己免疫疾患の主要な原因である。

私の考えでは、これらの関連性は、偶然の一致にしては強すぎるのではと思う。


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猫だけでなく、犬も同じ道を辿っている・・。

たしかに、偶然の一致にするにはできすぎた現象ですね。

ワクチン接種が始まってから、一緒に病気が出現したというところも気になります。

ワクチンの再接種をみんなが一斉に止めたら、どうなるんでしょうね？

ワンちゃんを飼われている方、何かピンとくるものがあるでしょうか？


（まだつづきます）