これまでブツ切りで掲載したエッセイの要点をまとめてみました。
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1. ワクチンは、子猫の適切な時期に1回か2回接種すれば、ほぼ一生涯守られる。
これは免疫記憶の仕組みによるもので、抗体価とは別のもの。
一度体に入った病原体は全て記憶して必要なときに抗体を作って働く。
適切な接種時期とは母猫からの抗体が十分弱まったとき(10-12週齢)で95%は免疫を誘発できる。
2. ワクチンの毎年の再接種で、免疫が高まることはない。
2回目以降は、抗体が免疫を増強する前にワクチンの粒子を破壊してしまうので、何にもならない。
ワクチンを複数回、特に混合ワクチンを繰り返して打つと免疫が弱まり、病気を誘発する可能性が増える。
3. 室内飼いの猫さんの場合は、3種混合ワクチンの中に入っている、猫汎白血球減少症ウイルス(パルボウイルス)1種のみを1回打てばほぼ事足りる。
そのパルボすらも、致命的なのは仔猫だけ。
3種のうちほかの2種は、それほど深刻な病気でないし、仔猫はもともと自分で持っているから、あまり意味がない。
4. ワクチンは実際には病気の原因になっているかもしれない
ワクチン再接種の1~2ヶ月後に一見関係無さそうな病気を発症する事例がある。
しかし実際にはワクチンによって引き起こされている可能性がある。
ワクチンの接種が始まる前には存在しなかった病気が、ワクチン普及とともに現れ、蔓延している。(炎症性大腸炎(IBD)、心筋症など)
歴史を振り返ると、猫のワクチン接種が普及して病気が増える、という現象が何年かして犬にも現れた。
5. 3種混合ワクチンの中に入っている、猫汎白血球減少症ウイルス(パルボウイルス)は、免疫抑制性が非常に強い(HIVのように免疫を弱める)。
1回目に接種するときは免疫を作る役割を果たすが、その後何度も打つことは、かえって免疫機能にダメージを与えかねない。
6. ワクチン接種の一番深刻なリスクは、悪性のがんになること。
治療法はない。手術しても再発する。平均寿命はがんが発生してから3年未満。
7. 猫白血病ウイルス(FeLV)、猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIP)、猫免疫不全ウイルス(FIV)、白癬は「免疫抑制(多くは自己免疫性)」の病気なので、ワクチンは全く効果がない。
唯一の予防策は、健康的な食事と生活習慣。
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こんなところでしょうか。
太字やマーカーが使えるといいな (*^^*)
せっかく夜なべして頑張ったので、このエッセイはまたどっかのサイトで公開しようと思いますが・・(いつになるやら)
このエッセイを最初に見かけてからすでに半年。
最初の結論部分を訳すのに、時間がなくて2ヶ月もかかり・・。
私みたいのがヒーヒー言ってやるより、頭いい人だったら、あっという間なんじゃないかといつも思います。
私がやると、悲しいけど人の何倍も何倍も時間がかかって、人生終わってしまう・・。
関連してお勉強になったサイトをいくつか。
●抗体検査について 具体的でわかりやすい説明があります。
ワクチンは 3 種でも、実際の抗体検査はパルボだけで十分。・・てとこはこれまでの学習で納得いただけるかと。
http://yaplog.jp/choiwaru101/archive/98
●ワンちゃんのワクチンの話ですが、予防接種の基本的な部分は同じで。今回のエッセイの内容がいまいちわからんかったという方は、こちらの方がわかるかもしれません。
http://superpuppy.ca/vet/vac_seminar.htm#Catherine%20O%27Driscoll%E3%80%80%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
●No 3 の応答が大変参考になります。ありがちなつっこみのパターンですが、ちゃんと調べて考えていればこういう答えになるんですよね。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5079452.html
残念ながら、現状はワクチン「神話」ができてしまっているので、結論ありきでない正確な情報、中立な情報が少ないし、入手するのが難しい。
私はワクチンを「神話」にしないで、現実のものとして知りたいし、うちの子たちにはできるだけ健康を守る安全な選択をしたい。
いろいろ、ご自身で勉強されている方、ぜひ情報を共有していただけると嬉しいです。
さて、おまけにうちの幸子さんのお話を。
幸子さんは、2回目のワクチン打った後、猫風邪になりました。
ほかに原因が考えられなかったので、ワクチンの中のどれかに感染したんだろう、とごく単純に思いました。
ワクチンて身体に病原菌入れるんだから、そりゃ感染することもあるだろうと思い。
ところが、病院に電話したら、
「それは、ワクチンのせいじゃなくて、もともとウイルスを持っていたんです!」
「それは・・・(うちは関係ない、うちは責任ないの主張オンパレードがつづく)」
極めつけ:「さあ、(ワクチン後に病気になるなんて)今まで聞いたことありません!」
もういい、こんな病院(泣)。
あきらめてほかの病院へ行って話をすると、
「それは、ワクチンのせいじゃなくて、もともとウイルスを持っていたんです!」
ヽ(´o`; オイオイ
ダメだ話にならない。
そしてまた別の病院で話をすると、
「それは、ワクチンのせいじゃなくて、もともとウイルスを持っていたんです!」
(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ...
こんな具合に、3回連チャンで言われると、もう、これは獣医の間でマニュアルになってるんだな、と思うしかないわけで。
たぶん、よくあるから、ワンパターンの回答なんでしょ。。
そうして病院ジプシーが始まったのですが・・。
ちなみに、この3つの病院、そんなひどいとこじゃありません。
ちゃんとお客さんが次々出入りしているし、近所の人に聞いて、まぁ近いしいいよという情報を得て行きました。
(もともと良くないと聞いたところは外している)
風邪ですらこんな対応で、(パルボじゃなくて良かったですが)ほかの深刻な病気だったらなおさら、多くの病院は関連性を否定するんじゃないかなと思います。
私はワクチンの話を、マニュアルどおりでなく、ふつうに病院の先生と議論できるといいのにな、と思います。
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