生命力

2013年7月18日(木) 2013-07-18T23:51:34+09:00 479 / 0

茶トラ君へ
君はどこで生まれて、どこで育ち、どこからここへ流れてきたの?
来た頃には、もうお口の中痛くてよだれいっぱい垂らして、
触ろうとすると、びっくりするくらい威嚇するから、最後まであなたに触れなかった。撫でてあげたかったのに。
お薬で持ち直したけど、やっぱり口内炎がひどくなって、口から血を出しながらも、頬の皮膚が破れても、あなたは、猫缶を食べ続けた。
毛並みもボロボロで、しっぽは細くなっちゃって、それでもあなたは食べ続けた。毛が抜けて皮膚がみえて、ボロ雑巾よりボロボロになっても、あなたは、よだれだらけで猫缶を食べた。
生きたかったの?死にきれなかったの?
早くお迎えに来てもらえるように、先に逝ってる花ちゃんにお願いし続けたんだよ、おばちゃんは。
陽を全く遮るものがない河口の暑さも、あなたは感じなくなっちゃったんだよね。良く見ると、とてもきれいな目の色をしてたのね。
やっと、やっと楽になれたのよね。
花ちゃんに会えたかな?
きっと、あなたのことを褒めてくれるよ。
たくさん舐めてもらいなさいね。
あなたの猫生に乾杯!
おばちゃんは、涙が止まらない。
あなたのことは忘れないよ。お疲れ様。

生命力の強さがとても辛い猫さんでした。