いつもの川沿いのコースを走る。
折り返しの橋を渡り、
疲れで乱れたフォームを直すため、
道の脇に生えた赤松のてっぺんを見て、
背筋を伸ばす。
そこにキムンがいた。
ふわりと、
まるで羽根が生えたかのように、舞い降り。
私の上空、数メートル先の空中を、
駆けて行く。
飛べるようになればもう、
歩かなくてもいいんだね、便利だ。
そんな風に思い、キムンの
ピンと立てたしっぽを眺めながら走った。
・・・
途中でもちろん夢だって気づいた。
40前にもなって見る夢じゃない気もするけど、
覚めてほしくない夢だった。

↑この手を握りながら眠れるのは、何とも幸せ
キムンはほとんど寝てばかりだ。
数日前から、一時昏睡状態に陥ったり、
少し持ち直したりと、安定しない。
ゴハンも自力で食べなかったので、
流動食をスポイトであげている。
今日は久々に、自分でゴハンを食べた。
ドライフード、数粒だけど。
そんなささいなことでも、いまは嬉しい。
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