4年前エルが虹の橋を渡り、火葬の為動物霊園に行った時、
とても印象的なと言うか、不思議な出来事があったんです。
その動物霊園は城陽市にあってかなり遠かったんですが、以前職場
で仲良くさせてもらってた女性に、凄く親切でいい所だから、と
薦められたので、電車とタクシー乗り継いで行って来ました。聞いてたとおり、職員さんが本当に優しく丁寧で親身になってくださる方で、ここに来て
良かったと思える所でしたね。
実は、薦めてくれた女性に、“そこの霊園にはまるで墓盛りをしてるかの
ような守り猫ちゃんがいるよ”と聞いてました。へぇ??会えるかなぁ‥なんて
思ってたけど、当日はエルの事でいっぱいですっかり忘れてました。
で、火葬が終わるまでの間、手の空いた職員さんが園内を案内してくださった
んですが、その時あるお墓の後ろからひょっこり顔を出す一匹の猫が!
ハットして、この子はもしや!?と彼女の話を思い出し、
職員さんに聞くとやはりそうで、3、4年前から住み着き、その職員さんが
ご飯などのお世話もしてるそうです。
お墓参りに来る人々にもすっかり馴染みで、皆からもご飯やおやつ
をもらってるようで、丸々と肥えていました(^^;)
何が驚いたって、その猫ちゃんの毛色、模様の出方が亡くなったエルに
そっっくり!!だったんです。本当に一瞬、エルが最後に私に元気だった
頃の姿を見せに現れたのか!と思ったくらい…ドキッとしました。
その猫ちゃんに火葬中の煙を指差して、「私の猫ちゃんが死んじゃってね、
今ああして天にのぼっていってるんだよ」と言うと、その子スッと前に出て、
じ??っとその煙を見上げてるんです!
えっ!?私の言った事わかるの!?
その子、火葬が終わるまでずうっと私のそばにいてくれました。
最愛の子との最後の別れの日。とてもつらい日で、もしワンワン泣いて
しまったらどうしよう‥とか、不安だったんですが、守り猫ちゃんが
そっと一緒にいてくれたおかげで、不思議ととても穏やかな気持ちで
送る事が出来ました。 きっとこの子は、傷ついてここを訪れる人々の
心に寄り添い、慰め、癒やす‥そういう役目を持って生まれてきた子
なんじゃないかなって。そんなふうに思えました。
これがその守り猫ちゃん
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帰り際、今日はありがとうネ、と声をかけると私の顔を見つめていました。
結局、お墓には入れず手元供養にしているので、それっきりなのですが、
あれから4年。今も霊園にいるのかなぁ。
元気でいてくれてたらいいなぁ…
忘れられない出会いでした…。
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