
今も人間というものに威嚇してごはんを出させてるわけ。
お外で暮らしていた時に食べてたごはんは食べないでやるのよ。
美味しいごはんだけを食べる、それが通ってやつね。
変わったこと?それは固いごはんが好きになったことかしら。
お外のときは嫌いだったから、人間は私に歯がないんじゃないかって
思ったらしいわ。失礼極まりないはなしね。
今の固いごはんは白タイツの坊やと同じごはんらしいけど、
お肉が入ってて結構イケるのよ。

固いごはんを食べて、隣のスープを飲んで、また固いごはんを食べる…
交互に口に入れるのが、私のようなセレブの食し方。
食べるタイミングもあって、人間が静かになるまで待つのよ。
人間ってやつは何するかわからないから…
御手洗いも我慢しなくちゃいけないわけ。
最近は人間が寝静まった後、私の住まいの扉が開いているの。
これは…罠ね。
この間は住まいの外の「こたつ」というものに入ってみたら…
朝、人間が起きてきて…私、逃げ回らされたわけ。大変だったわよ。
それで…昨日の夜、運動してたら私のベッドがひっくり返っちゃったのよ。
メンテナンスがなってないわねってクレームをつけたかったけど、
私も大人、仕方なくお外のこたつでまた寝たわ。
そしたら…朝、白タイツの坊やが突然入ってきたの!あの子…痴漢じゃない?

もうひとりのおデブは気づいてもなかった…って、それも失礼じゃない?
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