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先週の金曜日に16歳の次女猫マリアが急死しました。
突然の痙攣から駆け込んだ救急病院で検査しました。
腎不全に肝不全…血液検査で出て来た数字たちは
あり得ない数字のオンパレードでした。
一睡もできぬまま迎えた朝、病院から届いた連絡は
朝を迎える前にあの子が逝ってしまった知らせでした。
物言わぬ躯となって我が家に帰って来ました。
口内炎の治療で通院していた掛かりつけの獣医さんの所で
何で血液検査をして貰わなかったのか、
何でムゼッタと同じ症状を疑いもしなかったのか悔やまれてなりません。
どんなに辛く苦しい体で我慢して暮らしていたのかと思うと、
あの仔に申し訳なくて仕方ないです。
葬儀に使う写真を探したらあまりの少なさに愕然。
何で里親に出した余所の仔たちの写真があんなにたくさんあるのに、
うちの仔たちをもっと撮っておかなかったんだろう?
一時期は人間より多かった我が家の猫の数がゼロになります。
あの柔らかな毛皮も綺麗な目も尻尾も髭も温かな身体も、
もうピクリとも動かず冷たく硬い物言わぬ物体になってしまいました。
何でこんなに早く立て続けに亡くしてしまったんだろう?
土曜日の立て込んだレッスンの予定をずらすわけにも行かなくて
日曜日にマリアを火葬して頂きました。
まさか同じ業者さんにたった3ヶ月しか立たない間に
またもやお世話になろうとは…
好きだったおやつと庭の花を持たせて旅立って行きました。
小さな小さな煙が細く一筋
痛いくらいの真夏の青い空に上がって行きました。
元々大きくはない仔だったとは言え、
驚くほど小さなお骨になっていました。
小さな骨壷なのに砕かずに収まるくらい小さなお骨でした。
ご自慢だった長い尻尾はお骨になってもとても綺麗でした。
預かり子猫のゆずくんも里親さんの所に旅立って行きました。
これで我が家の猫はゼロになってしまいます。
一時期は人間の数よりも猫の数の方が多かったくらいなのにね。
猫グッズを片付けた家の中がとても広く見えます。
四十九日は7月17日だそうです。
それを過ぎたら2匹とも戻って来てくれるかしら?
猫型の穴が何処かに二つも空いてしまったようです。
こんなに暑い日なのに柔らかくて暖かい毛皮が恋しくてなりません。
歌うためのモチベーションをどこに見出そう?
ゆずくんも里親さんの所に行ってしまって
17年ぶりに一匹の猫もいない家になってしまいました。
とても静かで寂しい夜です。
猫型に空いた二つの穴はとてつもなく大きくて
胸が寒々しい夜です。
一日でも早くムゼッタと一緒に虹の橋の向こうから
健康で新しい毛皮に着替えて帰って来てくれますように願ってやみません。
また、逢おうね。
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