ドタドタ、ドタドタ、走り回っている。
それはいいけど、その辺のものを一緒に引きずって、散らかすのはやめてくれへんかな…。
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七七保は、骨折の化膿で具合が悪く、もうこのまま衰弱していくのかな…と心配していたけど、大量の膿が出た後、少しずつ元気になった。そしてほんの少し、布などにじゃれて遊ぶようになった。
保護して20日ほど経っていた。そろそろ、ハチ君にも知っておいてもらおうか。
白仔猫ちゃんとの失敗があったので、今度は注意して、網越しに、そっと見せてみる。
最初、ふたりともお目目をグリッとむいて、お互いを凝視。
ハチ君は、それ以上たいした反応はしなかったが、仔猫(七七保)のほうが、「ぬおぉおぉ~…!」と、咽喉の奥から絞り出すような声でを出して威嚇。でも、白仔猫ちゃんのように、攻撃してこないので、ハチ君は少々余裕だった。
数日間、何回か繰り返しているうちに、少しずつ慣れて来たようだ。
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七七保が、何か見つめています。
「なあなあ、ハチお兄ちゃん、何かブウゥ~ンって言うてる…。」

「ちっちゃい虫が入ってきて飛んでるねん。…それより走り回って、もう、しんどいわ。ボクはちょっと休憩や…。」

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