「…ずっと猫がこっち見てるんですけど…。」とおっしゃる。
お兄さんの目線の先、お母ちゃんのお部屋の扉の隙間から、七七保が、じっとこちらを見ていたらしい。
連れ出してみたが、ちょっと怖がる七七保。
すると、お部屋の奥で寝ていたハチ君が、起きて出てきた。
「玄関に人が来やはった時は、こうすんねや。」とばかりに、お兄さんの正面に座り、挨拶するハチ君。こういうところは貫禄?
「よぉ肥えてますね。」と言われましたよ、ハチ君。
その後のふたり。

「ハチお兄ちゃん、ちゅごいなあ。真ん前まで行って、ごあいさちゅして。あたち、ちょっと怖かってん。」
「あのお兄さんは怖い人とちゃうよ。七七保も、今度はちゃんとあいさつしに行きや。」
「出来るかにゃぁ?」
「出来る。がんばれ。」
「ウン…。」
最近のコメント