ハチ君は、お母ちゃんのお部屋の、ベッドの上。
朝ごはんが済んでから、ずっと寝てます。

「この掛け布団がフカフカでええ具合やねん~。」
あんなあ、ハチ君が寝てる間に、「ニャニャちゃん」は、お輿入れ無事終了やて。
ほんで、「ミミちゃん」て、お名前、もらわはってんて。
良かったなぁ。

「『ミミちゃん』て、お母ちゃんが最初、七七保に付けよかて言うてた名前とちゃうか。」
そやったな。
耳、大きいし、とか言うて。

「お母ちゃん、よう大ボケかますしな…仔猫はたいがい、耳大きいのに。けど、ニャニャ改めミミちゃん、ホンマに良かったな。」
…で、ハチ君、そろそろ起きる?
「何でやねん。ボクは、まだ続けて寝とくし。」
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