その保健所での殺処分は減ってきたとは言え、まだ近隣の保健所と比べれば多いんだそう。
そこは注射かガスでの処分になるそうですが、注射をする獣医師は「動物を殺すために獣医師になったんじゃない!」と言い、ガスのスイッチを押す職員は猫たちの最期の声を聞き、それが夢に出てきたりして眠れないそう。
要は夢は打ち砕かれ、自分の仕事に罪悪感を抱き、精神的に病んでしまうという、殺処分の弊害ですよね。
でもその弊害を、猫を連れてきた人じゃない、職員や獣医師が背負うというやるせなさ。
連れてきた、猫いらない!って人がやればいいのに…と思う。
猫を殺す罪悪感は、殺すと決めた人(いわゆる主犯?)が一番感じなくてはいけないこと。
自分でやればと言うとおかしな人も出てくる危険はあるけど、一定数の効果もあると思うんだけど。
中には殺処分させておいて、また別の猫を迎える人もいるんだから。
自分で殺して、それでも罪悪感がない人なら、そもそも動物を飼うべき人ではないし、何かが欠落してる人かもしれない。
知人の話なんですが、ある時ある事情でその家に猫が突然やってきました。
知人は猫が嫌いなうえ、近所の野良猫の被害に遭っており、当然選択肢は『保健所に連れていく』しかありませんでした。
猫をダンボールに入れて、いざ保健所へ!
あともう少しで到着…という所で、ダンボールの中から『ミャ~』と猫の声が。
そのとたん、自分がすごく悪いことをしてるような気がした知人は、そのままUターンして家に戻りました。
でもやっぱうちでは飼えない…別の日にまた保健所へ。
不思議なことに、前回と同じような所まで着たら、また猫が鳴く…またUターン。
そんなことが3回ほど続き、猫も殺されるのがわかって、必死で殺さないでと言ってるんだろうと考えた知人は、その子をうちの子として飼うことにしました。
後日談ですが、その猫は知人に「実の子よりかわいい」と言わしめ、毎年年賀状には知人夫婦と連名で名前が載るようにまでなり、最期まで一緒にくらしました。
こんなケースは珍しいのかもしれませんが、保健所に連れていくことで罪悪感を感じる人は他にもいるだろうし、ひどいことを他人に任せて痛い思いをしないのはいけないと思うのです。
久々の日記で、何だか長くなってしまった(汗)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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あまりの暑さに、うちにも猫が落ちている~( ̄▽ ̄;)
保健室には連れていかないから、安心してダラダラしていいよん♪
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