B:「報道カメラマン候補としては、今、世界で何が起こっているのか、事実の正確な報告が必要かと……。」
A:「われ~!!『カーテンレール壊す猫』で、ピューリッツァー賞(注)、獲れると思ってんのかい!!カーテンレール、救わんかい」
某家庭で、昨日、こんなやりとりがあったとかなかったとか。
ああ、こうして、戦場の日は、今日もくれていく。
(注)
ピューリッツァー賞
さまざまの部門があるが、報道に関して、年間、最高作品におくられる賞。
貧困問題・内戦・世界的事件・災害など社会(公益)的な問題を扱った社説や写真に賞が与えられる。
1994年、写真部門で受賞した、ケビン・カーター『ハゲワシと少女』の写真は特に有名。
餓死寸前の少女を狙うハゲワシを写した写真は、救わずにいたカメラマンが非人道的だと言われ世界的な非難を浴びた。
人道(カーテンレール)優先か、事実の報道優先か、報道カメラマンにとって、この問題は常に大きな問題である。
http://www.pulitzer.org/index.html
作品名『折れたレールを検証する猫(^^』

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