今回は猫と楽しく暮らすためのちょっとしたヒント【スキンシップ】についてお伝えいたします。
スキンシップから始めましょう
猫は一般的に自由奔放で、マイぺースで、気ままな生き物 といったイメージをお持ちの方も多いと思います。しかしその習性やちょっとしたサインを理解してあげて、猫と末永く、仲良く楽しく暮らせる飼い主さんになりましょう。
まずは猫とのスキンシップを始めましょう。あなたが飼い主だとしても猫にとっても自分の気分がのらないに無理やり抱っこされたり、べたべた触られるのはとってもいやなのです。猫もいつでもスキンシップを好むわけではありません。一方的なスキンシップはかえって関係を悪化させてしまいますので、あまりスキンシップの押し売りはせずに猫が甘えてきたときにしっかり相手をしてあげることが理想的です。
しっぽをピンと立てて寄ってくるときなどは甘えたい、おねだりしたいなどのサインなのです。このタイミングを見逃さずに膝にのせてあげたり、撫でてあげて、めいいっぱいスキンシップを図るようにしましょう。
一般的に猫が喜ぶと言われているのはあごのしたや首回り、耳の周りをさわってもらう事です。特に自分で毛づくろいするときに届きにくいところはさわってもらうのが好きです。手のひら全体で全身をなでるよりも、指の腹で一部分をやさしくなでてあげるほうが猫はよろこびます。子猫の時に母猫に舐めてもらって気持ちがよかったことを思い出すからみたいですよ。
お手入れをしてもっと仲良くなろう
猫は毛づくろいや爪とぎを自分で行うので、人間があまり手をかさなくても大丈夫なように思うかもしれません。しかし、首のまわりなど届かない場所もたくさんあります。長毛・短毛に関係なく、どちらもケアしてあげてください。ブラッシングをすることで余計な毛を取り除き毛玉予防にもなります。
ただし、時間をかけすぎたり嫌がっているのに無理強いしたりすると、お手入れ自体が嫌いになるので嫌がるそぶりをみせたら、また別の日にしてあげましょう。
猫は基本的に足を触られるのがあまり好きではありません、爪切りは手際よく終わらせてあげるといいですね。おうちでうまくできなければ動物病院でお手入れをしてもらうのもいいと思います。そして、猫のお手入れで最も大変なのはなんといっても「おくちのケア」ですね。猫は虫歯にはなりません。なぜなら猫のお口の中はアルカリ性のため虫歯菌が繁殖しづらい環境なのです。しかしそれだけでは安心してはいけません。猫は虫歯にはなりませんが歯周病にはなるからです。なんと3歳以上の猫は半数以上が歯周病を発症していると言われています。
歯周病を防ぐには歯垢がつかないように日々のケアが最も大切です。いきなりの歯磨きはちょっと難しいので、まずは指にガーゼを巻き付けて食後や、リラックスタイムにちょっと拭いてあげることからはじめてみましょう。猫の後ろから覆いかぶさり、指で口を開けてあげるとやりやすいですよ。そして歯の表面をガーゼで軽くふいてあげましょう。あまり無理強いはしないであげてくださいね、かみついたり、おくちのケアがきらいになって逃げるようになってしまいます。口に手を入れることに慣れてきたら、猫用の歯ブラシにチャレンジです。
猫を知ることによって長く楽しい猫ライフを満喫しましょう!