診察室に入ってすぐ、先生が最終検査の結果用紙を持って来ました。
先生が、
「まず説明させて下さい。便は東京へ。血液は大阪に検査に出しました。
あずきちゃんの場合、猫コロナウィルス(FCoV)抗体が51.200倍と言う異常な数値が出ています。猫下痢パネル検査(FCoV)も陽性なので間違いないです。」
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そして、あずきを診察
「あずきちゃんもう目が…虚ろだね…お腹のエコー検査するので診てみましょうね」
「1ヶ所に少しだけ腹水溜まってるように見えますが体中に腹水か散らばってますね。抜くほどでもないのでそねままにしましょう」
その後また診察室へ。
先生が「申し訳ありません…今のあずきちゃんの状態診ても残念ですがやはり助からないと思って下さい。
毎日、6千円のインターフェロンを注射しに来ても助からない猫ちゃんもいましたし、通院・病院のストレスで悪化して亡くなった子もいます。僕もあずきちゃんが助かる可能性があるならインターフェロンの注射や酸素室で治療をするのですが、あずきちゃんはもう危険な状態です…」
「先生…この前病院に来たの1週間前ですよ!こんなに急に悪化するもんなんですか?前回、病院へ来る前の日までむぎと遊んでご飯もおやつも沢山食べてたのに…検査に来た日からガタガタとあずきの体調悪くなって」
先生:「小さい子がこの病気にかかると進行が早いです…本当にごめんなさい」
気付いていました…気付かない振りしてました
あずきはもう無理だと…
ご飯も食べなくなり体力もない水も自分では飲めない。トイレでオシッコするのも出来なくなって来てたから。
そして先生に、
「あずきはあとどのくらい…生きれますか?」
先生:「先程も言いましたが、目が虚ろになってきてるのでもう危険な状態かと…」
私:「分かりました…先生…今日で治療を最後にします。痛い思いと通院のストレスからあずきを開放してあげたいです。家であとは介護します。」
先生:「私もその方がいいと思います…お母さん、本当に申し訳ありませんでした。」
私:「いろいろ御世話になりました」
泣きたいのを我慢して早く家に帰りたくて山の近道を運転してた時、込み上げて運転出来なくなり車を停めました。
しばらく泣いて泣いて持ってきたモコモコの膝掛けにあずきを包んで車の外に…
あずき~枯れ葉いっぱい降ってるね~外に出るの初めてだね…外はどう?気持ちいい?ここね、リスに狸・鹿・猿・熊も出るんだよ~………あずき早く気付いてやれなくてごめんね本当にごめんねって泣いてたら、あずきが小さい声で「ニィ~…」と。
泣くなって言ってるのぉ?
おかあしゃん泣き虫でごめんね。お家に帰ろうね…今日はとうしゃん帰って来るよ。
あずき~もう頑張らなくていいよ~
あずきはいつまでもとうしゃんとかあしゃんの子供だからね。
今この病気で苦しんでる猫ちゃん
達に1日も早くこのワクチンと治療薬が出来るよう願っています。
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