猫型の穴を埋めるのは

2015年11月15日(日) 174 / 0

猫は死ぬ時、飼い主の心に猫型の穴を開ける。その穴は猫にしか埋められない。
↑有名な言葉ですね。

椰は私の一部だったから、当然、ぽっかりと穴が開きました。
その穴に、はーろが入ってくれたと思ってたんですけど、最近、何か違うんじゃないかなと思うようになりました。

はーろは、別の場所にいる。
そして、椰が開けた穴に、色んな思い出を、楽しいもの・幸せなものに変えて、はーろが穴に詰めていってくれてるような気がします。

基本的に薄情な人間なので、椰に対してあれだけ強い愛情を抱けていたのが自分でも不思議だったので、もう２度と、あんな風に何も愛せないだろうと思っていたけど。

少しベクトルは違うけど、同じようにはーろを愛している自分にも、気付きました。
それが別に椰を裏切ることでも、椰への愛情が減ることでもないんだなと、最近、思えるようになりました。
やっと、椰の喪失を受け入れられたのかもしれません。

出会って別れて、また出会って。
愛して、失って、また愛して。
生きている間に、何度も繰り返すことなんですね。

運命論というものはご都合主義かもしれませんが、はーろは私のところに来るべき子だったんじゃないかと、最近、思います。
私のところに来るために生まれてきたけど、ちょっと早く生まれすぎちゃったんで、私がお迎えできるまで、よそでお世話になっていたんじゃないかな、と。
そのせいで、右目を失明することになっちゃったのかもしれないけど、ちゃんとお迎えできて良かったと思います。

当のはーろは本日、ご飯とトイレ以外はコタツにお籠り中。もうちょっと構ってくださいな。

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