雪が降る前に（私が好きそうな場所）

2015年11月23日(月) 236 / 6

ブサ猫館を後にお昼のご飯を食べに向かいました。
でも行く予定のお店は予約客のみの張り紙が。
こうなると興味津々。
素敵なお店。
今度機会があったら是非行ってみたいです。
で、猫のいるラーメン屋さんに行くことになりました。
途中、私が見たかった、柿の暖簾を見せてもらいました。
ここは高級干し柿の生産地。
山形では干し柿というよりも吊るし柿というほうが一般的です。

ここが原産の紅柿を蔵王おろしの冷たい風で乾燥させます。
気象条件が大切みたいで霧の出るような地は向いてないそうです。

ちょうど吊るしたばかりで、それに光があたり鮮やかな色です。
こんな吊るしかたをするのはこの地区だけだとか。
私もつるし柿が好きで物干しに吊るすのですが、カビたり、硬くなったり、おいしいところはカラスに突かれます。

初冬の山道の脇の農業用の溜池にはもう鴨が泳いでいました。
そして猫のいるラーメン屋さんへ。
まめおさんお薦め味噌ラーメン、近くにある有名店よりもおいしいと言っていたけど
とってもおいしかったです。
山形はラーメンに払う金額が日本一の県。
みんな舌が肥えてます。

食べ終わるころ、どこかに遊びに行っていなかった猫たちが帰ってきてご飯を食べていました。
小柄な母猫、きれいな三毛猫。
息子猫、二匹。食べ盛り。
奥さん、最初からおいしいフードをあげたので他のものは食べないと言いながら優しい目で見ていました。
私も｢うちも猫だけおいしいもの食べて、人は安いものばかり｣と言って笑いました。
ここの猫も抱っこさせてもらい。ほんとに猫ってなんでこんなにかわいいんだろ。
猫好きの人ってみんなやさしいんだろって思いました。

離れがたい思いでワイナリーへ。
数日前放送されたＮＨＫＢＳの｢私の青おに｣というドラマの舞台になったせいかワイナリーは観光バスやら県外ナンバーの車でいっぱい。
中もいっぱい。人酔いしそうななかで、三種類のワインを試飲して、ワイン入りのソフトクリームをご馳走になりました。

途中、また母にお土産を買ってもらいました。
いつもありがとうございます。

まめおさんが私が好きそうな場所があるというので連れて行ってもらいました。
初夏は芍薬がきれいなところだそうです。
以前、まめおさんと梅干しおばちゃんを迎えに行った空港で出会った芍薬婦人が脳裏に浮かびました。
まめおさんは私がどんなものが好きだと思っているんだろう・・・

やや日が傾き、うすら寒くなってきた細い山道を走ると・・・

　　　　！！！！　これが私の好きなもの

なにやらモアイのように同じ方向を見たニポポ。
よく見れば七福神
神社の境内には四方八方、あちゃこちゃ見たトーテンポールのようなもの色とりどりの置物。多数。
よく見ると手作り感のあるフクロウの彫刻。
境内の砂利はきれいに丸く箒で掃いて枯山水のように模様がついてあり、お賽銭箱の脇の看板の説明書きには、お社の裏手には手のこんだマリア様の彫刻がされていて、隠れキリシタンがうかがえるとか。

隣には小さなマリア観音が祭られていて、中にはなぜかヨダレ掛けがあって。
若返りの湧き水までいく山道は突然野鳥がギャ～とか鳴くし。
頭の尖った雨降りきのこはいっぱい生えているし。

お賽銭箱に１５円入れてお参りしようとしたら５円だけはじきとばされるし。
なぜ１５円かというと、ほんとは２０円だと思って入れたんです。
そしたら５円返ってきて、ちょっとびっくりしました。
｢こだな、いらね｣
はじきとばされた５円を拾う動作、ちょっと惨め。
芍薬の面影なんてミジンもないけど。

　　　　　ここが私の好きそうな場所　♪

散々笑ってここを後にし、だんご屋さんに行きました。
この間写真を撮れなかったので今度こそはと思ったのに、今回もまた食べてから気づきました。