ミントの闘いはもっと前からはじまっていたのだと思います。
翌日の31日、病院に駆け込んだあの日に、右後ろ足の付け根のあたりからお尻にかけてこぶし大の大きな腫瘍がみつかったのです。
きっとミントはもっと前から苦しんでいたのだと思います。
彼女は痛みに対してとても我慢強い子だったので相当辛かったんだと思います。
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始めは腫瘍の細胞を調べて治療法を考えるつもりでしたが急激に自分でゴハンが食べれなくなり、水も飲めなくなってしまい、検査にさえ耐えれるかわからなくなってしまい私たち夫婦は覚悟を決めるしかありませんでした。
私たち夫婦にとって、特にミントは特別な子でした。初めて家族になった猫がミントです。
私たちは子供に恵まれなかった分、我が子のように猫たちと接してきました。
初めての子が目の前で苦しんでいるのに、何もしてあげられない自分に悔しさを感じずにはいられませんでした。
絶対に脱水だけはさせないように頑張ろうと先生にお願いして自宅での皮下補液をさせてもらい、ごはんも強制給餌でa/d缶をあげてみたりしましたが、うまく飲み込めなかったり、鼻が効かなくなってしまい食べ物の認識も出来なくなり、体重はどんどん減少、みるみる痩せ細っていきました。
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悪性腫瘍からくる高カルシウム血症、リンパに転移が考えられる白血球のいちじるしい減少、貧血が酷く、きれいなピンク色だった鼻や肉球まで真っ白になっていました。
そして、12月4日の午後6時50分。
いつものように私が自宅での皮下補液の準備をしている時、居間から主人の叫び声がし、駆けつけた時にはもうミントは動かなくなってしまっていました。
ミントを失ってから私たちは腫瘍について調べてみました。
病院の先生には確認していませんが、2月に受けた3種混合のワクチン接種の副作用が原因な気がしてなりません。
ミントは元から体の弱い子だったので、ワクチンを受けた日はかなりグッタリしてしまいます。
弱っている時のワクチン接種は避けたほうが良いらしいのですが、もしかしたらミントも体調が良くなかったんじゃないか?と、いつものように受けさせてしまったことを後悔しています。
今更後悔したところで、もうミントは戻ってきません。
残された2匹の猫たちに、ミントのことを教訓にして、もっと体調管理をしっかりしていこうと思います。
ミントと過ごした時間は私たちの宝物です。今まで一緒に居てくれて本当にありがとう。ミント。大好きだよ。
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