一番必要な覚悟こそ、なかなかできない

2015年12月27日(日) 241 / 0

寒くなりましたね。
こちらは四国山地と中国山脈に守られて温暖な瀬戸内ですが、やっぱり寒いです。
周囲に風邪引きも多いですし。

何より、訃報を聞くことが多くなりましたね。
人間もニャンコも。

最後まで、責任を持ってお世話すること。
世間には簡単に命を遺棄する阿呆が跋扈しておりますが、ネコジにいらっしゃる方は、最後までお世話することを当然のことと考えてらっしゃる方が殆どだと思います。
むしろ、途中で手放すことの方が無理だと思うのは、私だけではないと思います。

一生守ること。幸せにすること。他人に迷惑をかけないこと。

猫を迎えるにあたって、当然、肝に銘じておかなければいけないことです。
でも、他にも、ありますよね。

最期を看取ること。喪失の悲痛と絶望を受け入れること。

最後まで責任を持つということは、当然、最期を看取ることで、愛した分だけ、失った痛みも大きいでしょう。
はーろを失う時の覚悟が、今の私にはできていません。
まだ、はーろが若いから現実味がないからかもしれません。

ララも椰も、17歳まで生きました。
だから私にとって、2～3歳のはーろに何かが起こるということが、具体的に想像できません。
でも若くして(幼くして)虹の橋を渡ってしまう子もいるのが現実で、はーろがそうならない保証なんて、どこにもありません。

椰の腎不全を告げられた時の絶望感を、今も覚えています。
ララが永眠した時、椰の呼吸が止まった時、足元から世界が崩れていくような感覚を覚えています。

受け入れ方、乗り越え方には、色々ありますね。
もう二度とこんな思いはしたくないと、一緒に暮らすことをやめる人。
独りで耐えられず、新しい子を迎える人。
何が正しい、正しくないというのは、その人それぞれだと思います。

でも、最終的には、日にち薬、時間に任せるしかないんでしょう。
滴が岩を丸くするように、悲しみのトゲを時間が丸くしていく。
受け入れて、前に進む。
出会いを悔いないように、もらった幸せだけを数えるように。

とりとめつかなくなってきました……

はーろを失う覚悟を決めないまま、私は、はーろを迎えてしまいました。
コタツの中でも、私の足を枕にしたり、抱え込んだりしてくるこの子を、失うことなど考えたくもありません。
だからどうか、ずっと一緒にいさせてください。
私の覚悟できる日まで。

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