絹を、じゃなくて、ボロ雑巾を裂くような、お母ちゃんの悲鳴。
「いやぁあ~!!ちょっとぉ~!!七七保が~!!早よ来て~!!」
七七保が、ネズミを銜えて、お茶の間で走っていました。
時々天井裏で、ガリガリ音がするなぁ…と思っていたら、やっぱり。
大人の親指程度の、小さい奴です。
お茶碗持ったまま、大騒ぎしているお母ちゃん。
ネズミは七七保に数回噛まれて弱ってたので、ゴミ取バサミでちょいと取り上げて、表に捨てました。
お手柄やったね、七七保。
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「あんなモン、あちゃめち前やわ。あたち、ハンター協会に登録ちてもらお~かニャ~。」
得意げです。
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「ほんで、裏試験受けて、プロハンターにニャるねん…♪大地を踏~みち~め~て~♪♪君は目覚~めて~行~く~♪」
念能力あったんかぁ…?
それにしても、ハチ君は全然あかんねぇ…ムカデが出たときも、見てただけやったし。
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「ぼくはまあ、マネージャーとか、監督的存在やし。」
台所のヒーターで、ひとりヌクヌクしてるハチ君でした。
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